サカナクション10周年とファンが名曲1位に選んだ“目が明く藍色”について

サカナクション10周年とファンが名曲1位に選んだ“目が明く藍色”について
AbemaTVでの中継で観ていた人も多いかもしれないが、新木場STUDIO COASTで開催された、サカナクションのメジャーデビュー10周年イベントを観た。
ファンの投票によって決まった「あなたが選ぶサカナクションの名曲」ベスト40を軸にイベントは進んでいったのだが、シングル曲やライブアンセムと呼べるような「外向き」のイメージの曲が30位代や20位代で早々に出てしまうことに会場がどよめき、そして「内向き」のイメージを持ちながらも紛れもなく「サカナクションの名曲」と呼べる楽曲たちが上位を占拠した。
深く繊細に音楽を聴くサカナクションのファンならではの展開だ。
そして1位に選ばれたのは4枚目のアルバム『kIkUUiki』(2010年)に収録されている“目が明く藍色”。


シングル『アルクアラウンド』という「外向き」の曲で脚光を浴びた反動から生まれた「内向き」の曲というイメージも当時は持っていたのだが今、改めて聴くと「内向き」に生きてきた青年が人との繋がりを追い求めながら「外向き」に生きていくことを決意するまでのストーリーが完全ノーカットで描かれた、究極に「外向き」な曲でもあるのだと感じる。
1曲で最も正確にサカナクションを表している曲があるとしたら、やはりこの曲だろう。
その誕生秘話を山口一郎が涙ながらに語ったのも感動的だった。

この“目が明く藍色”は先日、5月6日のJAPAN JAM 2017にサカナクションが出演したときも、ラストに演奏された。
そのときも山口一郎は、バックステージで「10周年のタイミングだから、この曲をやりたかった」と語っていたが、本当に5人がサカナクションに込め続けているものが、ストレートかつドラマティックに結実した最高のパフォーマンスだった。

この写真は、JAPAN JAMのバックステージで一郎くんと撮った写真。
サカナクション10周年とファンが名曲1位に選んだ“目が明く藍色”について
ブログに載せてほしいと言ってくれていたので、10周年を迎えたこのタイミングで掲載したいと思います。
これからも感動的な音楽をよろしく!

ツアーのファイナル公演も発表された。
http://sp.ro69.jp/news/detail/160351?count=2&topic=2
凄い内容になりそう。(古河晋)
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