欅坂46、新曲“不協和音”をついに聴いた! 少女たちの高らかな「宣言」とその力強い意志について

欅坂46、新曲“不協和音”をついに聴いた! 少女たちの高らかな「宣言」とその力強い意志について

欅坂46が2017年4月5日(水)にリリースする4thシングル『不協和音』の表題曲がニッポン放送『欅坂46 こちら有楽町星空放送局』で解禁された。

このタイトルが公開された時点で「絶対良い曲だ」とワクワクして待っていたが、それを遥かに超えて「凄い曲」だった。

まず曲のイントロからバリバリのシンセサウンドで、前作“二人セゾン”の流れから一気に急ハンドルを切ったみたいな方向性に驚かされた。そしてセンター・平手友梨奈の周りを突っぱねるような「宣言」からサビまで、ひたすら圧倒されるほどの力強い意志が提示される。

この曲の中で彼女たちは自分の固い信念に反する世の中の不条理に対し、徹底的に闘う姿勢を見せている。一瞬、初めて“サイレントマジョリティー”を聴いたときの印象に似ていると思ったけど、全然違う。“サイレントマジョリティー”の力強い意志は、1年前はまだ彼女たち自身のものではなかったと思う。《未来は君たちのためにある/No!と言いなよ!/サイレントマジョリティー》というのはこれから世の中に出ていく彼女たちへのメッセージで、この楽曲で自分の感情をはっきりと提示することの勇敢さを知った少女たちは、今度は自分の力で立って「No!」と声高らかに宣言したのだ。

彼女たちはもうすでに「サイレントマジョリティー」ではなく「ノイジーマイノリティ」になったのかもしれない。彼女たちはやっぱり少数派で、自分こそが不協和音の原因であるそのひとつの音符のように感じられることもあるだろう。でも、そんな事実こそが自分のアイデンティティなんだと宣言する勇気をこの曲は綴っているのだと思う。(渡邉満理奈)
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