【速報】藤巻亮太、ポジティヴが溢れた「春祭編」ツアーファイナルを観た!

【速報】藤巻亮太、ポジティヴが溢れた「春祭編」ツアーファイナルを観た!

藤巻亮太に春が来た!ソロ活動をはじめてからと言うもの、「レミオロメン時代とは違う表現をしなくてはいけない」という想いに囚われ、悩み抜いていた藤巻が、ついにその呪縛から解放されたライブだった。もちろん、そういう期間があったからこそ、アーティストとしては『オオカミ青年』という意義深い作品も生んだわけだが、人間・藤巻としては深い闇をひたすら彷徨う時間だった。でも、あの苦しみがあったからこそ、今回のツアーはこんなにも美しくて、優しいものだったのだと思う。いちいち自分の心に納得できなければ前に進むことのできない藤巻亮太の不器用は、きっと同じように悩みを抱える人が立ち上がるための希望になるはずだ。

最新アルバム『日日是好日』の収録曲を中心としたライブだったが、この日はそこにレミオロメン時代の曲もさらりと加わっていたし、前作までのダークな曲もあった。法被も着たし、Wアンコールもあったし、あの英語詞も即興で歌おうともしてくれた。本当に自由で、何よりも楽しそうにステージに立つ藤巻がいた。ああ、こんな藤巻を待っていたんだ。ようやく陽の当たる場所に帰ってきた藤巻に「おかえり」と言いたい気分だった。(秦理絵)
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