東京カランコロン、初の日比谷野音ワンマンを観た!

東京カランコロン、初の日比谷野音ワンマンを観た!

年末のCOUNTDOWN JAPAN 15/16のステージで発表されて以来、とても楽しみにしていた東京カランコロンの日比谷ワンマン。想像以上に楽しかった!タイトルは「東京カランコロン 祝!結成2534日アニバーサリーだよ全員集合! in YAON」と銘打ったが、全く区切り目っぽくないタイミング。いちろー曰く、野音がとれた日をそのまま記念日にしちゃえ!という発想らしいが、その内容はまさにアニバーサリーそのもの。バンドのいちばん古い曲から、最新のナンバーまで。カランコロンの歴史を総括する内容からは、初の野音にかけるメンバーの意気込みが伝わってきた。

夕方の5時からスタートしたライヴが、だんだん陽が暮れて、どっぷり暗くなるまで、野音のロケーションを最大限に生かした演出は美しくて最高だった。そして何よりも2,500日以上の年月をかけてカランコロンが築き上げたもの、そのかけがえのない魅力に改めて気づくライヴだった。かっこよくて、可愛くて、エモーショナルなのに脱力系で、ちょっとヘンテコなのがクセになる。一言で表すのはとても難しいのだけど、それは、いちろー、せんせい、おいたん、佐藤全部、かみむー氏という個性的な5人が集まったときにだけ生まれる、幸せを呼ぶ唯一無二のポップミュージックだ。

ライヴ中には、いちろーが「まだまだやることが尽きない」というようなことを言っていた。それは、今日のライヴを観ててもよくわかった。1曲ごとにこれでもかとアイディアを詰め込んで、全く異なる世界を見せてくれるカランコロンの楽曲たち。彼らは、明日から始まる2535日目からも、そんなふうに聴き手の心をワクワクさせる音楽を生み出してくれると思う。何度でも言う。本当に、最高に楽しい野音だった。そして、これからのカランコロンがますます楽しみになる野音だった。(秦理絵)
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