デビュー10周年のSPECIAL OTHERS、ツアーセミファイナルを観た

デビュー10周年のSPECIAL OTHERS、ツアーセミファイナルを観た

メジャーデビュー10周年記念ツアー「QUTIMA Ver.20 〜10th Anniversary〜『WINDOW』Release Tour 2015-2016」も早くもセミファイナル。最新アルバム『WINDOW』曲から歴代名曲、マリンバやチェレスタを駆使したセッションまで盛り込んで、豊洲PIT満場のオーディエンスと一緒に熱いヴァイブを描き出してみせた。

ジャムバンドという音楽的自由度の高いスタイルでありながら、スペアザの表現は一貫して「鳴ってほしい音」だけでできている。無限の音の可能性の中からエゴやノイズを丁寧に排し、「この瞬間に響いてほしい音色」「ここでグルーヴしてほしいリズム」をピンポイントで選び取る知性と野性がさらに研ぎ澄まされていることが、この日のプレイからもはっきり伝わってきた。そんな彼らが、MCでなぜか「ジュリアナ東京」と「バブル時代あるある」ネタで無邪気に盛り上がっていたのも、なんだか微笑ましかった。

開演前にはロビーを長蛇の列が埋め尽くしていて「グッズ販売かな」と思ったら、誘導スタッフの持つプラカードに「ドリンク最後尾」と書いてあってびっくりした。でもわかるなあ、自分もレポなければ絶対この列に並んでビール買ってたなあ、と思いつつ素面でしっかり目撃したライヴの内容は後日レポートします。(高橋智樹)
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