グッドモーニングアメリカが悲願の武道館ワンマンで刻んだもの

グッドモーニングアメリカが悲願の武道館ワンマンで刻んだもの

見事バク転を成功させたたなしんが「15年間のバンド人生を全部ぶつけたいと思います!」と叫んだオープニングの時点で、早くも目頭が熱くなってしまった。

「挑戦 㐧七夜」と称した、グッドモーニングアメリカ初の武道館ワンマン。たなしんの弾けたエンターテインぶりはもとより、金廣のいつになく高らかな歌声や、幸一の熱すぎるMC、そしてペギの力強いビートのすべてに、このステージに賭ける4人の熱い思いが宿っていた。もちろん、それに盛大な歓声やクラップで応えるオーディエンスの気合いも凄まじい。「このステージを何が何でも最高のものにしてやる!」という執念にも近いバンドの情熱が会場全体に伝播して、巨大な感動と祝祭感を生み出していた。

過去の曲でシンガロングを誘うたび、「誰にも聴いてもらえなかった曲が皆に歌ってもらえるようになるなんて・・・」と言っていた金廣と幸一。長い不遇の時代にも腐ることなく、常に聴き手に向いて曲をつくってきたグドモだからこそ、ようやく見ることのできた今日の風景には深い感慨があったんだろう。とは言え、今日の集客がSOLD OUTにはならなかったことを受けて、「いつか絶対リベンジします!」と宣誓する場面も。こうして大きな夢を成就させた先にも、彼らの「挑戦」はまだまだ続くのだ。

ちなみに、特別なステージならではの演出やサプライズもふんだんにありました。詳細は後日アップのレポートに書きます。(齋藤美穂)
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