HEATWAVE／くるり／エレファントカシマシ／小谷美紗子と全国のZeppで熱演を繰り広げてきた、Mr.Childrenの2マンLIVEシリーズ。そのラストを飾るZepp Divercity、ゲストはASIAN KUNG-FU GENERATION！

全国ツアー→南米＆ヨーロッパツアーを終えたばかりの先攻：アジカン、最新アルバム曲もヒットシングルも出し惜しみなしのパワフルなステージでフロアをがっつり揺らしていく。「昔、Mr.Childrenが好きな女の子にフラれたことがありましたけど…ざまあみろ！ 対バンしたぞ！(笑)。昔の俺、見てるか？みたいな感じするよね」というゴッチ節のMCからも、この日の特別なステージの喜びがビシビシ伝わってきた。

そしてMr.Children。たった2ヶ月半前に日産スタジアムの7万人規模のライヴを観たばかりの4人＋SUNNYの演奏を、キャパ2500弱のハコで体験できる……というありったけの感激を差し引いて見ても、彼らは確かにあの場所にどでかいロックの地平を描き出していた。9年前にthe pillowsと回った対バンツアーでの、モンスターバンドらしからぬ「先輩バンドの胸を借りる」モードとは明らかに異なる、ライヴモンスター＝Mr.Childrenの怒濤のエネルギー。ただただ圧巻。

2バンドのセッションこそなかったものの、ゴッチと桜井がお互いのバンドの曲を弾き語りで歌ってみせる場面もあったこの日のアクト。曲目含め詳細は後日レポートするのでお楽しみに。また、今回のツアーの意味について、レポートから明らかにあふれまくるであろう内容を、別途コラムに書く予定ですので、そちらもお楽しみに。（高橋智樹）