祝・RADWIMPS「10歳」! スピッツとの夢の競演を観た

祝・RADWIMPS「10歳」! スピッツとの夢の競演を観た

「本当に夢のようです。ありがとう!」
今回の奇跡の共演について語った野田洋次郎の言葉が、この日の多幸感を何より雄弁に物語っていた。

いよいよ後半に差し掛かったRADWIMPS対バンツアー「RADWIMPSの胎盤」。3日間にわたって行われる横アリ公演の中でも、洋次郎いわく「10歳の誕生日」=メジャーデビュー10周年記念日のゲストに迎えたのは大先輩・スピッツ! ロック史を彩ってきた名曲群でRADファンを大歓声に巻き込みつつ、「一度もお客さんの前でやったことのない曲を……」という言葉とともに演奏したのはRADWIMPS“叫べ”! 横アリがひときわ熱く沸き返ったのは言うまでもない。

そしてRADWIMPS。野田洋次郎は小5で帰国した頃に出会ったというスピッツの音楽について、「女の子が好きとか、この気持ち何だろう?とかわかんない頃から聴いてました。僕の『好き』と『愛してる』には、何割かスピッツが入ってる」と明かしていた。新曲“‘I’Novel”で歌っていた《まだ3行目あたりのこの人生》というフレーズと、「10年前は、こんなに多くの人の前でこの曲を歌うなんて思ってなかった」と披露したメジャーデビュー曲“25コ目の染色体”が交錯する、至上の祝祭空間だった。

アンコールでは「10周年なんで、スペシャルなことやりますか!」という洋次郎の言葉に続いてスピッツが再登場してセッションする一幕も。「お客さんがみんな優しくて。法に触れない範囲で一番気持ちいいものが身体に入った気がします」と、この日のステージを振り返って最大限の喜びと賛辞をアピールしていたマサムネ。「やっべー、幸せなことってあるんだな!」と歓喜だだ漏れ状態の洋次郎。最高。曲目含めたライヴの詳細はツアー後にレポートしますのでしばしお待ちを。(高橋智樹)
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