KANA-BOONのアルバム『DOPPEL』リリースまであと5日!

KANA-BOONのアルバム『DOPPEL』リリースまであと5日!

※『DOPPEL』の発売までカウントダウンしつつ、アルバムの楽曲を1曲ずつレビューしていきます。

M-7 “目と目と目と目”
自主制作シングル『目をとじて』からのリテイク。四つ打ちのキックがサクサクとリズムを刻むなか、言葉遊びのような歌詞で歌われるのは「見られる僕」と「見ている僕」。『目をとじて』に入っていたもう1曲“見たくないもの”が《二つ目を開いて向かっていかないと馬鹿みたい》と目の前の「あなた」と目と目で見つめ合う決意をするまでの曲だったとするなら、この“目と目と目と目”ではその「あなた」が次々と繋がって「サーキュレーション(循環)」していく。谷口鮪の曲はざっくり言って恋愛の歌か、音楽そのものについて歌った歌か、そのどっちもが一緒になった歌のどれかなのだが、この“目と目と目と目”は、本人に訊いたら全然違うって言うかもしれないけど、僕は音楽、というかバンドをやることについての歌だと思う。《戸を開いてドと鳴らせば/僕の周りには目、目、目》。ギターを抱え歌い始めたことで多くの目に曝されるようになった彼らが、その目の前のたくさんの目とどんなコミュニケーションを取ろうとしているのか。《さぁ、僕らの間は一体/何と何でつながるのか》――思えば、このときから彼らはすでに覚悟を決めていたのかもしれない。


M-1 “1.2. step to you”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90804
M-2 “ワールド”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90810
M-3 “ウォーリーヒーロー”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90892
M-4 “MUSiC”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90954
M-5 “東京”
http://ro69.jp/blog/ogawa/91019
M-6 “白夜”
http://ro69.jp/blog/ogawa/91069
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