もう聴いた人はわかると思うけど、このアルバムにはとんでもない振れ幅の感情が詰まっている。怒りと愛、ふがいなさと闘争心。普段は決して見せることのない「アンオフィシャル」な部分で、コミュニケーションを取ろうとしている。
オーラルはこのアルバムで何かに決定的な別れを告げ、その「別れを告げた自分」をしっかりと受け入れながら、まだ見たことのない世界にみんなを連れて行こうとしている。
その世界がどんなものなのか、僕たちはまだ知らないし、きっとオーラルの4人も知らない。でも行かなければならないし、今だからこそ足を進める決心ができた。『UNOFFICIAL』はそういうアルバムだ。
その別れも、痛みも、決心も、全部を引っくるめて山中拓也は「愛」と呼んだ。それがアルバムの最後に収録された”LOVE”という曲だ。
スケールがこれまでとまったく違う。そのマインドと目指すものにおいて、オーラルは生まれ変わったといってもいいのかもしれない。
先月号ではメンバー4人のインタビューをお届けしましたが、
2号連続となる現在発売中のROCKIN'ON JAPANでは拓也ソロインタビューをやってます。
ガッチリ本音を語ってもらっているので、ぜひ。
上は撮影時のオフショット。今回写真はドーベルマンのサファイアちゃん（♀）と一緒に撮りました。凛々しく高潔なポートレートになったと思います。美人（美犬）なんだわ、サファイアちゃん。
