本日発売日! キュウソネコカミの『ハッピーポンコツラン ド』はまさかの…

本日発売日! キュウソネコカミの『ハッピーポンコツラン ド』はまさかの…

スルメ盤なんです。

よもやキュウソネコカミの作品でそんなことを感じるとは思っていなかったんだけど、聴けば聴くほどおもしろい。

まず、音楽的にものすごく野心的。実験的といってもいいようなフレーズや音色がてんこ盛りだし、そもそも曲自体の振り幅がものすごい。

これまでもリスペクトの名のもとにあらゆる音楽を飲み込んできたキュウソだけど、今回は結果論ではなく、狙いすまして新しいものを生み出したような感じがある。“GALAXY”なんてその最たるものだけど。

そして、歌詞も深い。
深いというか、ヤマサキセイヤの性格や思いがそのまま反映されているように思える。もちろんネタもたくさんあるんだけど、それじゃ覆い隠せない文学性みたいなものがにじみ出ちゃっている。

とはいえ、現在発売中のJAPANのインタヴューでヨコタシンノスケは今回のミニアルバムを「布石」だと言っていた。次にさらに進化するための準備段階だと。

要するにある意味で探り探りなわけです。「ここまでなら手伸ばしてOKかな」というラインを慎重に探っているのが、この『ハッピーポンコツランド』なわけです。だからこそこのミニアルバムには複雑な味がある。

もちろん次にどんな名曲と傑作が生まれるのかも楽しみだけど、この複雑な味わいは今しか出ないものだし、これ味わわないのはもったいない。

写真は前にも上げましたが、取材時の5人。
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