ダニー・ボイルにインタビュー!『トレインスポッティング2』について聞いた!!

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昨年のロンドン・オリンピック開会式の演出で大成功におさめたダニー・ボイル監督。そのオリンピック後、初の作品として超注目されている『TRANCE』の公開がアメリカで間近に迫り、昨日私もNYで対面取材させてもらいました!!!

しかも場所は、ロバート・デ・ニーロが経営するトライベッカのホテル、グリニッチ・ホテルにて。

この写真でも伝わるのではないかと思いますが、本当にこれまでも何度も取材させてもらっていますが、こんなに情熱的で、優しくて、気取ってなくて、ポジティブなバイブを放っている人も珍しいというくらいの素敵な監督です。

『TRANCE』の日本公開は10月18日予定なので、それまでには古くなってしまいそうなネタをいくつかご紹介。

まずデヴィッド・ボウイにご対面した話。
●オリンピック開会式の演出は言うまでもなく素晴らしかったと思いますが、唯一残念だったのは、デヴィッド・ボウイを紹介するセクションがあんなにしっかりあったのに本人は登場しなかったことです(笑)。
「そうなんだよね(笑)。彼はここ(NY)に住んでいるから、僕は彼に会いにNYに来たんだよ。でも、僕はこれまで彼に会ったことがなかったら、本当にビビってさ。めちゃくちゃナーバスになったんだ」
●元々デヴィッド・ボウイの大ファンだったんですか?
「当たり前だよ。大ファンだよ。彼の音楽を聴いて育ってきたからね。本当に夢中だったよ。だけど、一度も会ったことがなかったんだ。それで、ここに彼に会いに来て。どんな開会式にするつもりなのか、ストーリーボードとか、可能な限りのビジュアルを見てもらったり、どんな風に音楽を使いたいのか、’ということも含めてすべて説明したんだよね。それで彼はすごく気に入ってくれたんだ。ただ、ライブでパフォーマンスはしたくない、と言われたんだよね。それでも、可能な限り協力してくれて、どんな素材でも何でも使って良いと言ってくれたし、録画での出演ならしてくれると言ったんだ。でも、やっぱりライブじゃなくてはダメだったし、彼はライブはやりたくないと言うことだったからね。だから、当然彼の決断を尊重するしかなかったんだよね。とは言え、開会式の中で、それでも彼に敬意を表したかったら、ああいう形で紹介することになったんだ。でも、もし彼があそこでライブで演奏してくれたら、もう信じられないような最高のものになったと思うよ。だって、彼はロンドンで生まれたわけだし、彼くらい多くの人達に、多くの世代に渡って、インスピレーションを与えてくれたような人もいないからね。ひとりのアーティストがあんなに多くの世代にインスピレーションを与えるってことは本当に珍しいことだと思うんだ」。

すでにボウイへの出演交渉の話については、巷に出回ってはいますが、今回直接聞きたかったのは、実は、『TRANCE』の中でデヴィッド・ボウイにまつわる何かが登場するんです。知らないと観逃す、聴き逃すような、非常に小さいことなのですが。それ繋がりで聞いてきました。何がどう使われているのかは、映画公開されてからのお楽しみ!

それと聞かずにいられなかったのが『トレインスポッティング2』について。どんなものになりそうか、というのは、このインタビュー記事をご紹介する時に掲載するとして、彼の作品と言えば、これまでにも音楽が非常に重要な役割を担っているので、すでに、音楽は決めているのでは?と聞いたら。
「実はもう1曲使おうと思って決めている曲があるんだ」と!

実は彼は大のザ・クラッシュファンでもあり、長年”White Man"を映画に使いたいと思っているのだけど、どうしても映画にはまらなくて使えないでいた、と言っていたので、図々しくも今度こそエンドロールとかに使ったらどうですか?と提案してみたら。
「(笑)『トレインスポッティング2』で使いたい曲は、1曲決まっているんだけど、でもそれが何なのかはここでは教えられないよ。残念ながらね」と。当然ですが、教えてもらえませんでした……残念。

取材先に、家にかろうじてあった1998年7月号のカット、『普通じゃない』の時のユワン・マクレガー表紙号を持って行ったら大喜びでした。とにかくユワンが若い!ということで。また、中面に掲載されていた自らの写真が実は大好きとのことで、iPhoneでそれを写真に撮っていました。取り壊しが決まっている精神病院でアニー・リーヴォビッツが撮影したもの。今思えばあげてくれば良かったのにと……気が利かないコレポンでした。

『TRANCE』の日本公開もお楽しみに!
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