デイヴ・グロールがフー・ファイターズの活動休止を正式に発表(全文訳)

デイヴ・グロールがフー・ファイターズの活動休止を正式に発表(全文訳)

デイヴ・グロールがフー・ファイターズの活動休止を正式にフェイスブックで発表しました。
http://www.facebook.com/foofighters?fref=ts

それでこれが「バンドを止めるわけじゃないから」とはっきりと言っているんですが、どう考えても「これまでありがとう」と言っていて、限りなく「さようなら」に聞こえるんですけど(涙)。

バンドのスポークスパーソンも、MTVのインタビューで、「バンドが解散するわけでは絶対にありません」とはっきりと語っています……でも。
http://www.mtv.com/news/articles/1694754/foo-fighters-not-breaking-up-global-citizen.jhtml

本当にここでデイヴが語っている通り、「次にいつライブをすることになるのか分からない」ということなのだと思います。

というわけで、急いで全文訳してみます。

「やあ、みんな。
デイヴです。

とりあえず、心の底から今年もまた最高の1年(正確に言うと俺たちの18年目!)にしてくれて本当にどうもありがとう、と言わせてもらいたい。何もかも本当にみんなのおかげだ。俺たちだけでは何ひとつできなかったよ。

俺は、そもそもフー・ファイターズがここまでできるとすら思ったこともなかったんだ。正直、ここまで”できる”とは思ってなかった。このバンドは続かないと思った時期もあったし、もう辞めてしまいたいと思った時期もあったんだ。

だけど……このバンドを止めるなんてできなかった。そしてこれからも絶対にこのバンドを止めることはないよ。なぜなら、これは俺にとっては単なるバンドではなくて、俺の人生そのものだから。このバンドは俺の家族であり、そして俺の世界そのものなんだ。

それで……俺が言っていたことはマジなんだ。フー・ファイターズが次にいつライブをするのか分からないということ。こんなこと言うのもすごく変な感じではあるんだけど、でもしばらくの間はバンドから離れるというのは、メンバー全員にとってむしろ良いことだと思うんだ。そういう時期があるからこそ、俺たちはここまで続けてこれたんだと思うしね。意味分かるよね? 俺はこのバンドにもう”いたくない”なんて思いたくないんだ。だから、時々、しばらくの間は、バンドをガレージに入れておくのも良いことだと思うんだ……。

だからって、さっそく豪華な金の時計を買いに行ったり、バケーションを取るってわけではない……。俺は今は、全神経を”サウンド・シティ”のドキュメンタリーとそのアルバムの完成のために注いでいて、近い将来世界で公開をしたいと思っているから。制作には1年を費やしているし、俺にとって最もでかくて、重要なプロジェクトになると思うんだ。だから待ってろよ……絶対公開されるから!

俺と、テイラーと、ネイトと、パットと、クリスと、レミは……みんなときっとどこかで会うことになると思うよ……どこかでな……

ありがとう、ありがとう、ありがとう……

デイヴ」

photo by Kevin Mazur/WireImage
(*写真はデイヴがライブ中に「これが最後だ」と言った週末NYで行われたThe Global Citizen Festivalから)
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