クリント・イーストウッドが共和党大会で演説するも残念な結果に&オバマが即解答

クリント・イーストウッドが共和党大会で演説するも残念な結果に&オバマが即解答

元々噂されていたのですが、今日行われた共和党大会の「サプライズ」ゲストとしてクリント・イーストウッドが登場し、応援演説をしました。が、残念ながら、評判がめちゃくちゃ悪いです……。

アメリカを代表するジャーナリストのひとりTom Brokawは、「クリント・イーストウッドは物をあまり語らずして大スターとなったが、タンパでサプライズゲストとして登場した彼は語りすぎであった(友達として言わせてもらうが)」とツイートしていたし、またMSNBCなどは、「クリント・イースウッドは悲惨だった」とまではっきり報道していました。

また有名な映画評論家のロジャー・エバートも「クリントは僕のヒーローだが、悲しく痛ましい人になっていた。こんなことをする必要はまったくなかったのに。彼の価値を下げてしまった」とツイート。

MSNBCのインタビューに答えた共和党の広報は、「クリント・イースウッドのようなアメリカのアイコンに登場してもらったのだから、普通の政治的な物差しで見ても意味がない。彼のスピーチはアドリブで、政治家のスピーチが続く中、中休み的な役割を果たしてくれたし、会場はとても盛り上がった」と、コメント。

アイディアとしては、横に誰も座っていないイスを置いて、そこにオバマ大統領がいるものとして彼に話しかけるという寸劇みたいな感じだったのですが、それでかえって人称がよく分からなくなってしまうし、さらにいちいち横を向くし、何がなんだか良く分からないことになってしまったのです……。確かに会場は盛り上がってはいたけど。

こちら映像です。

唯一心に残っているのは、「3年半前にオバマが当選した夜、野外で彼らが希望や変化、またはYES WE CANについて話していたのを見て、感動したんだ。これは素晴らしいことだと思ったし、みんな泣いていたし、オプラ(・ウィンフリー)も泣いていたし、僕ですら涙が出て来たんだ」と語った後、しかし結局オバマがしっかりと仕事をしていないがために、2300万人の人達が失業していると気付き、「オバマ大統領に伺いたいと思う。約束を果たさなかったことについて国民にどう説明するのですか?」という部分。

これについては、ロムニーも同じようなことを言っていて、彼が当選した日の感動や希望はその日を頂点に下降するばかりである、という論旨は効果的だったように思います。誰もがそれは少なからず実感としてあると思うので。

しかし、笑ったのが、オバマ大統領も負けてなくて、共和党大会は見ていないと言っていたけど、これに答えてすぐに写真付きのツイートをしていました。「このイスは私のものですから」と。ナイス!

https://twitter.com/BarackObama
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