カンヌ映画祭:ニコール・キッドマンがザック・エフロンにおしっこする映画『THE PAPERBOY』&現時点での星表

カンヌ映画祭:ニコール・キッドマンがザック・エフロンにおしっこする映画『THE PAPERBOY』&現時点での星表

すいません、酷いタイトルで。

カラックスじゃないですが、今年のカンヌ映画祭は、誰が一番狂っているか大会なのでしょうか?

『プレシャス』のリー・ダニエルズ監督の最新作『THE PAPERBOY』の中で、ニコール・キッドマン演じる役が、ザック・エフロン演じる役の顔と胸におしっこをするシーンがあるらしいです。今日はその話題でもちきりです。

キッドマンはそのシーンで、「誰かが彼におしっこするんだとしたら、やっぱり私しかいないでしょう」と言うらしい(笑)。今年のカンヌには狂ってるシーンがたくさんあったけど、これが一番狂ってる、と多くのライターが書いています(笑)。『誘う女』もそうですが、キッドマンはこういうビッチ役がはまります。

また、これまでアイドル的なイメージが強かったザック・エフロンにとっては、脱皮作となる内容とのこと。「すごくやりづらい役だったけど、だからこそやりたかったんだ」と新挑戦を自覚。彼は、映画のほとんどのシーンで上半身裸なのだそう(笑)。

それについて監督は記者会見で、「だって彼は超かっこ良いし、僕はゲイだし、どうしろと言うわけ!」と答えたそうです(笑)。開き直りでしょうか?『プレシャス』でのダークな抑圧の反動でしょうか?この映画のモードが伝わってきます。

というわけで、話題がたっぷりの作品なのですが、レビューを読むと、あまりにふざけすぎてて、「今年最悪の映画か?または史上最悪か?」というくらいに、酷いみたいです。

しかし、そう言われると、どれだけ酷いのか観てみたいという気にもなるのですが。

こちら、映画のワンシーン。
http://www.youtube.com/watch?v=pu1rFt7XxK0&feature=related

さて、結局誰がパルム・ドールなんでしょうか、楽しみです。

参考までに、現時点での批評家の星付けを平均してリストにした人がいます。下がフランス人の批評家の平均で、上がそれ以外の国の批評家の平均。そこにも書いてありますが、カラックスの『HOLY MOTORS』は、激愛する人と、そうでない人に分かれているよう。なので平均すると低い!

現時点では多くの人に愛されているのはミヒャエル・ハネケ『Amour』のようです。あとは、クローネンバーグ待ちという状況ですかね。審査員長は、ナンニ・モレッティです。
http://enchantedmitten.blogspot.com/2012/05/from-cannes-interim-crix-poll-results.html
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