ジャック・ホワイトが新作を全曲解説! 日本のiTunesも全曲試聴開始

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ジャック・ホワイトの傑作ソロ・デビュー作『Blunderbuss』の期間限定全曲試聴が日本のiTunesでも本日18日より開始しました! まさかPCのスピーカーで聴いてないですよね? ヘッドフォンにするか、音の良いスピーカーにつないでぜひぜひ爆音で聴いてください。

それで、『NME』誌でジャック自らが新作全曲解説をしていたので、抜粋してご紹介します。下に紹介するのはアイディアのきっかけとなった出来事で、歌詞はそこから発展していくのですが、詳しくはジャックが表紙の『NME』誌を買ってみてください。
http://www.nme.com/

1. Missing Pieces
「シャワーに入ってる時鼻血が出てたんだ。それでその時に歌ったのが”I was in the shower so I could not tell my nose was bleeding"(シャワーに入ってたから、鼻血が出てるのが分からなかったんだ)って歌詞だったんだよね」

2. Sixteen Saltines
「娘が、『お菓子が欲しいって』言ったんだよね。だから、『何が欲しいの?』って訊いたら、『塩クラッカー(のことをSaltines Crackersという)が16枚欲しい』って言ったんだ。それで『3枚にしておきなさい』って言ったんだけどね」

3. Freedom at 21
「これは21世紀のモラリティについての曲なんだ。例えば電話が発明された時代って、電話のマナーがあったと思うんだ。でも、今は新しいテクノロジーが発明されても、それに伴う品格みたいなものはなくなってしまったような気がするんだよね」

4. Love Interruption
「この曲はあまりにパワフルだったから一刻も早くみんなに聴いてもらいたいと思った曲で、しかも、ドラムもベースもいらないと思えたんだ。歌詞があまりにパワフルでみんな考えずにいられなくなると思ったからね。愛が一体どんな風に人をつまずかせるのかついて歌った歌なんだ」

5. Blunderbuss
「この言葉自体がずっと好きだったんだよね。それとこの歌詞のキャラクターが突然夢に出てきたから、夜中に起きてそれを書き留めたんだ。最近自分の中で作ったこれは新しい決まりでもあるんだけど、もし夢に何か出てきたら、その時は絶対に起きて書き留めることにしているんだ」

6. Hypocritical Kiss
「この曲はナレーションが歌の途中で男性から女性に変わるんだ。それはこのアルバムの他の曲でもあることなんだよね」

7. Weep Themselves to Sleep
「ヒップホップやラップの歌詞は、俺の知っている世界に比べたら、ずっとメタファーを使えることが常にうらやましかったんだ。それでこの歌詞のキャラクターは自分のことを自慢してはいるんだけど、でも自分の短所が何なのかも分かっているんだよね」

8. I'm Shaking
「この曲はRuby Toombsのカヴァーなんだけど、俺は新しいバンドを作った時はいつもカヴァーから始めるんだよね。それで、これは俺が初めて女の子だけのバンドと演奏することになってカヴァーしてみた曲だったんだけど、すごく大きな曲になったから、『アルバムに入れたほうがいい』ってことになったんだよね」

9. Trash Tongue Talker
「このアルバムの中で最初にレコーディングした曲なんだ。その日のバイブをそのまま収めたかったんだよね」

10. Hip
「"Let the Stripes Unfurl"(ストライプスを掲げろ)って歌詞は、俺の中では、アメリカンドリームについてであり、メグについてではなかったんだ。でも、そういうメタファーとして取ってもらっても構わないよ」

11. I Guess I Should Go To Sleep
「この曲はこのアルバムの中で自分でも一番気に入っている曲なんだ。Pokey LaFarge And the South CIty Threeっていうバンドと一緒に演奏した曲で、俺はピアノだけ弾いたんだけど、後でドラムをオーバーダブしたんだよね。このアルバムで俺がドラムを叩いている唯一の曲なんだ」

12. On and On and On
「とにかくグルーヴィーなベースラインが気に入ったんだよね。それにすごくジャズっぽい雰囲気もあるしね。『この曲はまったく別の方向へ向かっているよ。8分の曲だってできる』と思えたんだよね。一緒に演奏したミュージシャン達がみんなのめり込んでいった曲だったんだ」


個人的にはシャワーで鼻血っていうのがさすがジャック!と思いました。それと、夢でできたら起きてそれを書き留める新ルールを作ったというのもツボでした。自分を縛るのがどうも好きみたいです。というわけで、簡単なご紹介でしたが、新譜試聴のお供に。そして、ここからどうその曲に膨らんだのかぜひぜひ妄想を膨らませてみてください。

写真はジャックが経営するナッシュビルのサードマンレコーズ、ショップで働く看板娘3人です!みんなすごくいい子達ってだけではなくて、売っている商品について熟知していて感心。

2枚目は、私も行ったサードマン3周年記念イベント用に作られたポスター。アルバムのジャケットでジャックの肩にいるブラックバードが描かれています。

日本盤は4月25日発売ですので!
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/jackwhite/
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