ジャック・ホワイトファンと大ゲンカ

ジャック・ホワイトファンと大ゲンカ

今日ネット上における最大のニュースのひとつ。ジャック・ホワイトが、サードマンレコーズのファンクラブ会員とチャットルームで大ゲンカした。


これは、ファンクラブの会員だけが、eBayで、再発されたばかりのホワイト・ストライプスのアナログ盤3枚の超限定2色カラー盤を買えるというシステムにしたのに対し、値段がすぐに100ドルを超えてしまったので、ファンが怒りだしたことがきっかけ。


これはかなり長い会話が続いて、読むと非常に面白くて、断然ジャックが言っていることが理に叶っているのですが、ファンがだらだらと文句を続けたので、最後に一撃「いつまでも文句言ってじゃねー」ばりな一言をジャックがかましたのです。ジャック、ケンカ強くてやっぱ超かっこいい!!!そして、このやり取りの隅々にジャックの本質がしっかり表れてる。
http://www.antiquiet.com/news/2010/11/jack-white-defends-ebay-auction/


関係ないところで、どうやらそれを読んだらしいビリー・コーガンもTwitterで、「GO JACK!」と応援していました(笑)。どっちかというと、ビリー・コーガンは文句を言わせたら天下一品の側にいると思うのですが。


内容としては、まず、ファンクラブの会員なのに、どうしてこんな高い金払ってアルバム買わなくちゃならないんだ、というのがファンの言い分。しかしジャックは、そもそも超限定で発売されて、ほとんど手に入らない物を、先に買わせてあげているわけで、しかも、その値段の高さというのは、それだけ欲しい人がいるから上がっているわけで、欲しくないなら買わなければいい、というのも。しかも、例えば、20ドルで発売しても、翌日には、eBayで、高値で売り出す奴がいる。そうやって、本当にファンでもない奴が、ファンから金をぼったくるよりは、本当に欲しいファンが買って、その分の金が直接アーティストに届くほうが理にかなっているのでは、ということ。正しい!!!!!!!ダフ屋のチケットについても常々同じことを考えていました。


音楽産業が劇的に変わっていく中、アルバムにはお金を払わないのに、ライブはいまだ大盛況。またこうやって限定のアナログ盤は売れたりするわけだから、アーティストは新たな道を開拓して、愛のない仲介人にお金をまんまと取られないように、しっかりと考えるべきです。そして、ジャックはサードマンレコーズという自分でレーベルまで立ち上げてそれを日々考えているんだから! GO JACK!!


というわけで、本日限定ホワイト・ストライプス究極ボックスセットが発売になりましたが、みなさん買いましたか??500ドル!
http://thirdmanrecords.com/news.html
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