グリーン・デイ、ミュージカルを観た!その3

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と言っていたら今日のNYタイムスに『アメリカン・イディオット』の記事が。最初に触れられていることもブロードウェイ・ミュージカルとしてはやはり異様に台詞が少ないということだった。監督によると、台詞を少なくするべきかどうか最後の最後まで悩んだのだそうだ。最終的には、自分が最初に『アメリカン・イディオット』を聴いた時のそのパワーをそのまま再現したく、彼らの歌にあるアンセム的な力と歌詞にある物語以上に必要なものはない、と判断したのだそう。


バンドは、例えば、"She's a Rebel" の始まりがアコギであることなど、ところどころに懸念を示したはしたそうだが、基本的には、ミュージカルの解釈については、コラボレーションしながらも、監督に全権を任せたようだ。"Ballet of Rubber Tubing"の、”僕の鼓動を打つ心臓は君のもの”と歌うところでのヘロインをやる主人公達のポーズに、「僕がこれまで見た中で最も斬新で美しい形をしていた。正にシアターという感じ」とマイクも感動している。記者会見では、「オレがこれまでに会った、そしてこれから会うだろう人達の中でも、間違いなく最も才能のある人達」とビリー・ジョーが出演者達と監督を紹介していた。その情熱を見ていると、やはりこのミュージカルを応援したくなる気持ちも芽生える。


観客は、普段ブロードウェイでは見かけない10代の子供達から、またはロック・コンサートには来ない年配の人達まで。ブロードウェイとしてはあり得ないパンクが形を変えて、幅広い人達に思い切り楽しんでもらえたという意味では、『アメリカン・イディオット』の野望はまたひとつ叶えられたと言っていいはず。すでにグラミー賞で、キャストとグリーン・デイは、”21ガンズ”を披露済みだが、ミュージカル版のレコーディングもすでに終えていて、間もなくアルバムも発売予定。


グリーン・デイは、このシアター体験に少し影響されたような、新ビデオ、”ラスト・オブ・ジ・アメリカン・ガールズ”を最近発表している。
http://www.youtube.com/watch?v=YZfdqHrrjP0&feature=player_embedded


写真1枚目クレジット:photo by Carole Litwin
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