ザ・ストゥージズ+ジャームッシュ! ティンバーレイク+デミ! 中田ヤスタカも! 今年も音楽映画が強烈。予告編が公開[トロント映画祭]

ザ・ストゥージズ+ジャームッシュ! ティンバーレイク+デミ! 中田ヤスタカも! 今年も音楽映画が強烈。予告編が公開[トロント映画祭] - pic by AKEMI NAKAMURApic by AKEMI NAKAMURA
トロント映画祭のレポートをまだ書いていてすいません。

トロント映画祭は毎年音楽映画が充実しているのだが、今年も!

1)まずは、ザ・ストゥージズのドキュメンタリー映画を、なんとジム・ジャームッシュ監督した『GIMMIE DANGER』。公開されたばかりの予告編はこちら。
https://www.yahoo.com/movies/jim-jarmusch-pays-tribute-to-legendary-rock-band-the-stooges-in-trailer-for-gimme-danger-exclusive-170205886.html

映画祭に登場したイギー・ポップは、「ザ・ストゥージズには、単なるバンドという以上の何かしらの意味があったように思う」と語り、彼から、ジャームッシュに監督して欲しいとお願いしたという。ジャームッシュはザ・ストゥージズについて「最も偉大なロックンロール・バンドだ」と語り、「音楽がなかったら世界は回っていなかったと思う」と、いつものように音楽に最大の敬意を表していた。

ザ・ストゥージズ+ジャームッシュ! ティンバーレイク+デミ! 中田ヤスタカも! 今年も音楽映画が強烈。予告編が公開[トロント映画祭] - Pic by J COUNTESS/WIREIMAGEGETTY FOR TIFFPic by J COUNTESS/WIREIMAGEGETTY FOR TIFF
2)2本目は、ジョナサン・デミが監督したジャスティン・ティンバーレイクのコンサート映画『Justin Timberlake + Tennessee Kids』。これはコンサート・ツアーの最終日を追った内容。デミは過去にもトーキング・ヘッズの『Stop Making Sense』や、ニール・ヤングなどのライブ映画を何本か作っているが、今作はジャスティンのメインストリームなエンタメ・パフォーマンスにふさわしい、王道の内容になっている。これはNetflixで放送されるので、10月12日に日本でも世界と同時に観られる。

予告編はこちら。

ザ・ストゥージズ+ジャームッシュ! ティンバーレイク+デミ! 中田ヤスタカも! 今年も音楽映画が強烈。予告編が公開[トロント映画祭] - Pic by MIKE WINDLE/WIREIMAGEGETTY FOR TIFFPic by MIKE WINDLE/WIREIMAGEGETTY FOR TIFF
3)3本目は『SING』。現在世界的に様々な映画でヒットを飛ばしている動物アニメだが、トロント映画祭でも動物アニメ『SING』が公開された。潰れかけた町の劇場を救うために主人公のコアラ(マシュー・マコノヒー)が歌唱コンテストを主催。普段子育てで忙しいブタ(リース・ウィザースプーン)から、パンク・ロッカーで彼氏にフラれた針ネズミ(スカーレット・ヨハンソン)、強盗の家庭に育ちながらも優しいバラードを奏でるゴリラ(タロン・エガートン)、シャイなゾウ(トリー・ケリー)などが、自分の殻を破ってコンテストに出演する物語だ。ベタではあるが、ヒット曲が数々使われ、コミカルな要素が満載で、楽しまずにはいられない作品。びっくりしたのが、日本人のキャラもあって(予告編には出てこないので観てのお楽しみ)、彼女達が3曲も中田ヤスタカのナンバーを披露すること! かなりおいしい+面白い役になっているのでお楽しみに~。日本のアイドルが世界で上手く活かされていた。監督は、ブラーの“Coffee & TV”のMVや、『銀河ヒッチハイク・ガイド』のガース・ジェニングスだ。

予告編はこちら。
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