月曜日のトランプ×ヒラリーの初ディベートはスーパーボウル並みの視聴率が予想。U2、ボスがトランプ大批判映像

月曜日のトランプ×ヒラリーの初ディベートはスーパーボウル並みの視聴率が予想。U2、ボスがトランプ大批判映像

アメリカでは月曜日に大統領候補のドナルド・トランプとヒラリー・クリントンが初のディベートをすることになっている。この視聴率は、歴代最高、下手するとスーパーボウル並みの視聴率になるのではないかと大騒ぎされている。

大統領選挙が大事な局面を迎えているところで、ロック・ミュージシャン達の発言もよりシリアスかつ過激になってきている。

まずは、U2が週末にラスベガスで行われたラジオ・イベントに出演し、ライブの中でトランプを批判している。映像はこちら。
“Desire”のパフォーマンスの中に、完璧にトランプの映像を入れ込んでいる。

ボノは「アメリカン・ドリームを賭けに使ってしまっていいのか?」と叫ぶ。そうするとトランプが「アメリカン・ドリームは死んだ」と語る映像が流れる。そこでボノが「アメリカン・ドリームは生きている!」と言い返す。トランプが「これ以上失うものなんてないだろう」とコメントする映像が流れると、ボノは「失うものなんてない? すべてを失ってしまう」と言い返すのだ。ボノは、トランプが大統領になれば、ここまで国民が手に入れたものを賭けに出すことになり、失ってしまうんだ、それでもいいのか?と訴えているのだ。

またボノは、『Charlie Rose』というTV番組にも出演。ここでは、「アメリカというのは、世界が思いついた最高の概念だった。しかし、ドナルド・トランプはアメリカに起きた史上最悪の事態になる可能性がある」と語っている。映像はこちら。

「アメリカを破壊してしまう可能性がある」と。「なぜならアメリカというのは、“国”ではなく、“概念”なんだ。彼は共和党員ですらなく、共和党をハイジャックし、アメリカという概念をハイジャックした。そしてこれは本当に危険だ」と語っている。

また、ブルース・スプリングスティーンは、ローリング・ストーン誌のインタビューでトランプのことを「バカもの」と発言。「民主主義にとっての悲劇だ」、また「非常に危険である」とも語っている。
http://www.rollingstone.com/music/news/bruce-springsteen-calls-donald-trump-a-moron-w441761

TV番組のインタビューでは、なぜトランプが大統領候補になったのかという理由について語っている。映像はこちら。

彼は、非常に複雑な問題に対して凄くシンプルな解答を出してしまうので、それを聞きたい人達にとっては、彼が大統領になれば自分の生活が良くなるのではと思えてしまうからなのではないかというものだ。「彼は、アメリカが受けている打撃を防ぐためには、壁を作って他の人が入れないようにすれば良い、と語る。頑張って働いても生活が楽にならない人達には、それを聞くと、すごく説得力があるように響くものなんだと思う」。

現在、ブルース・スプリングスティーンは選挙についてまだ積極的な発言をしているわけではない。大統領選は、11月8日。ミュージシャン達の発言も加熱していくことになると思う。

ちなみに、ブルース・スプリングティーンは、9月27日に『ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝』を発売するが、なんと日本でも翻訳本が世界同時に発売される。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3-%E4%B8%8A-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E8%87%AA%E4%BC%9D-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3/dp/4152096403

またそれに合わせて『チャプター・アンド・ヴァース』というCDも発売。日本盤はすでに発売されている。
http://www.sonymusic.co.jp/artist/BruceSpringsteen/
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