びっくり!『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で変更されたかなり重要事項6つ!超ネタばれ。

びっくり!『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で変更されたかなり重要事項6つ!超ネタばれ。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、史上最高かという娯楽大作ではあるけど、なんと実はぎりぎりまで内容が変更されていたのだそう。Vultureが色々な情報をまとめている。
http://www.vulture.com/2015/12/poe-dameron-dies-wheres-luke-phasma-male.html?mid=twitter_vulture

映画でも音楽でも、アーティストにインタビューするとよく「作品はすごくオーガニック(自然な流れで)に変わっていった」と説明されることがあって、あまりピンとこないので、答えとしてはあまり面白くないなあ(すいません!)と思うことがよくあるのだけど、これを読むと、それがどういうことなのか良く分かる。しかも、かなり重要な内容ばかりで、びっくりする。もちろん超ネタばれなので、また観てない人、知りたくない人は絶対に読まないでください。観た人にとっては、かなり面白い内容です。以下が変更された重要事項6つ。





























1)ポー・ダメロンは本当は死ぬ予定だった。
『フォースの覚醒』で新たに追加された良い役の中で、3番目に大事だったのは、間違いなくオスカー・アイザックが演じたポー・ダメロンだったはず。

ただし、ジャックーで着陸に失敗し、映画の中からはしばらく消えてしまう。その時もう死んでしまったと思った人も多かったはず。アイザックによると、実際、J.J.エイブラムスは、本当にそこでポーを死なせる予定だったということ。だから、アイザックは「俺は、カメオだと思って引き受けたんだ。3本に出演する契約をするのではなくて、やることだけやって去るというので良いと思っていた」ということ。しかし、J.J.が、アイザックは、これから主役として益々活躍する有能な俳優であると気付いて、少しだけ出演して去るのはいかがなものか?と考え直したのだそう。それでアイザックに連絡して、「映画には最後まで出てもらう。これからどうやるか考えるから」と伝えたのだそう。結果は、映画の中でも重要な素敵な役に。死ななくて良かった♥

2)レイは、スカイウォーカーにもっと早い段階で会うはずだった。
J.J.が監督に決まる前、マイケル・アーント(脚本家)は、レイとルークが出会う場面について上手く書けなくて苦戦していたそう。というのも、元々レイは、ハン=ソロではなくて、ルークと一緒に戦うことになっていたのだそう。アーントによると「元々の脚本では、レイが家にいる時に、彼女の家が破壊されてしまい、彼女が旅に出て、そこでルークに出会う、という設定になっていたんだ。それで、レイが、悪者をやっつけるという設定にしたかったのだけど、どう書いてもうまくいかなかった。なぜかというと、ルークが登場すると、本来主人公であるレイのことはどうでもよくなってしまって、ルークが何をするのか観たい!というようにルークにフォーカスがすべていってしまうから」と。それで最終的には、ルークは物語の最後まで出てこないことにするしかない、という結論に達したそう。だから、マーク・ハミルは、この作品ではほとんど出てこない。しかし、ということは、次回作は、物語の中心なのではと予想される。

3)キャプテン・ファズマは元々男性の役だった。
『ゲーム・オブ・スローンズ』のグェンドリン・クリスティーが演じたキャプテン・ファズマは、元々は男性が演じる予定で脚本に書かれていたそう。脚本家のローレンス・カスダンが語っている。出演する俳優達が公式に発表された後で、まだ決まってない役のひとつが、キャプテン・ファズマだったそう。もうひとつ決まっていなかったのは、マズ・カナタでそれはルピア・ニョンゴに決まった。「キャプテン・ファズマは、男じゃなくて、女にしたほうが、自然なのではないかとふと思いついたんだ。そしたら、全員が『そうだ!それがいい』と一斉に同意したんだよね」とカスダン。ぎりぎりになってグェンドリンに決定したと伝えたら、「すごく素晴らしいと思ったわ。それについての話し合いがあって、しかもそこで変化があったわけだから」と語ったそう。

4)水面下のデス・スターが登場する可能性があった。
映画は、結果的にルークを捜すという内容になっているけど、脚本家のアーントによると、当初はレイとルークがチームになるという内容だった。そして、何のためにふたりが力を合わせるのかについては、当初ダース・ベーダーの残したものを捜すという目的だったらしい。そして、 第2デス・スターからジェダイ聖堂の情報を回収するために、水面下に潜るはずだったということ。

結局は違う内容になったわけだけど、でもそのなごりは完成した作品でも観られる。アダム・ドライバー演じるカイロ・レンが、ダース・ベーダーの焼けたヘルメットを見付けている。そして、ルークは、今作には描かれていないところで、ジェダイの長い間失われていた場所に辿り着いているから。

5)映画の最初のシーンは、ルークのライトセイバーの予定だった。
ルークが『スター・ウォーズエピソード5/帝国の逆襲』でなくしたライトセイバーは、物語の終盤で大事になるが、本当は、映画の始まりから、ライトセイバーは物語の中心になる予定だったそう。ライトセイバーが、宇宙を彷徨う映像が映画のオープニングの予定で実際撮影もされていたのだそうだ。それが、マックス・フォン・シドー演じるロー・サン・テッカーからポーが手に入れるというのが最初のシーンだったそうだ。再撮が行われ、実際の映画では、ポーは、ライトセーバーではなくルークの居場所を示す地図を手に入れる。ライトセーバーは、マズ・カナタの場所に。ただ彼女がそれをどうやって手に入れたのかは映画の中では不明だが……。

6)元々は、レイラとマズ・カナタの出番はもっと多かった。
元々、レイラとマズ・カナタの出番はもっと多かったらしい。マズ・カナタは、ライトセイバーをカイロ・レンの手下から盗むことになっていたそうだ。それはレイの見るフラッシュバックシーンの中に一瞬映るということ。ちなみに、このフラッシュバックシーンでは、撮影してあったのにカットされたシーンがたくさんあったそう。例えば、ハン=ソロとレイラが、若きカイロ・レンを、特訓のためにオジに預けに行くシーンなど。またマズが、レイラにライトセーバーを渡すというシーンも実際撮影されたらしい。そして、それは、『フォースの覚醒』の予告編の中で一瞬見ることができる。しかし完成した映画からカットされてしまった。

カットされたのはそれでけではなくて、レイラとC3POは、もっと映画の早い段階で出て来る予定で撮影されていたのだそう。

かなり大きな事柄が最後にカットされたり、修正されたりしているので、驚く。ハン=ソロは実は死んでいなかった、という変更が次回作の前までに決定していると嬉しいのだけど……。
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