『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のレビュー解禁!平均94点!ジョージ・ルーカスの感想も!

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のレビュー解禁!平均94点!ジョージ・ルーカスの感想も!

12月16日東海岸時間の午前3時に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のレビューが解禁され、ものすごい勢いでアップされた。

そしてその平均点を出すサイトRottenTomatoesには、現在168のレビューがアップされているが、その平均点がなんと94点!トップクラスの批評家38人のレビューでも平均92点!!!というほぼ絶賛状態になっている。
http://www.rottentomatoes.com/m/star_wars_episode_vii_the_force_awakens/

ここ数年で最も期待されていた映画史上最大のイベントだったことを考えると、本当に奇跡的な結果なのでは。

NYタイムズ紙などは、「スリルを体感させてくれ、しかも人間性もある」とタイトル。レビューの書き出しも、「大ニュースがあります(ネタバレ)。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』はなんと素晴らしい映画です!」と盛り上がる内容。

どのレビューにも共通しているのは、これだけの期待があったにも関わらず、J.J.エイブラムスがファンの期待を裏切らない最高の作品を作ってくれたということ。さらに、ファンが観たいと思っていた作品を作ってくれたということ。

Huffpostは、「すごい久しぶりに昔の友達に会ったのに、長い間会っていなかったのを忘れてしまう感じ」と表していて、その感じが良く分かる。
http://www.huffingtonpost.com/entry/star-wars-the-force-awakens-review_5670f304e4b0dfd4bcbfecd1?utm_hp_ref=entertainment&ir=Entertainment&section=entertainment

ただ、どのレビューにも書かれているのは、J.J.はやはりジョージ・ルーカスのように神ではない、ということ(当たり前)。だから、J.J.として最高の作品を作ってくれたということ。NYタイムズにもあるように、超大作としてビジュアル的に思いきり楽しめるものでありながらも、しっかりとした人間物語があるというのが、評価の高いところ。

さらに新たに加わったキャストの演技も素晴らしいらしく、とりわけBB-8が最高と、ローリング・ストーン誌は書いている。
http://www.rollingstone.com/movies/reviews/star-wars-the-force-awakens-20151216?page=2

ただ、続けて「ハン・ソロが、ミレニアム・ファルコンに入った瞬間に、卒倒しそうにならない人は、マジでダークサイドに消えたほうがいいと思う」と、ハリソン・フォードに以上にカッコ良い人はやはりいない、と締めくくっている。

そして気になるジョージ・ルーカスのコメント。

これは実はちょっと前に出ていたニュースなのだけど。
http://www.vulture.com/2015/12/george-lucas-delivers-a-verdict-on-force-awakens.html#

ケネディ・センターで、ルーカスが、12月6日に功労賞をもらった際にVultureが取ったコメント。

ジョージ・ルーカスは映画はその時点で観ていて、「ファンなら絶対に気に入ると思うよ。ファンが期待しているような作品だから」と言っていたのだ。

彼自身が好きだったのかを明言していなかったことが、ちょっと微妙、と話題になっていた。でも、今発表されたレビューを読むと、ルーカスの言う通り、本当にファンが期待している通りの作品ができたと思ったから素直にそう言っただけで、その言葉に深い意味はなかったのではないかとも思う。

ただ、ルーカスは、『スター・ウォーズ』との決別を離婚に例えていて、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観ることは別れた妻の結婚式に行くようなものだとも語っていた。

「結婚式に行くようなもので、そこには、別れた妻もいて、今の妻もいるわけだけど、でも、僕は深呼吸して、良い人間であるように務め、なんとか最後までそこにいて、その瞬間を楽しまなくてはいけないと思う。もうそれはそれであって、僕が自分でしっかりと決断したことだったわけだから」と……めちゃくちゃ複雑な心境であることは伝わって来る。なので、最初に観た時に、自分がどう思ったか考えるような余裕はなかったのかもしれない。

アメリカでは、すでに前売りだけで100ミリオンドル(約125億円)のチケットが売れている。
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