シャイア・ラブーフは天才俳優だと思っていたけど、やっぱりカッ飛んでいる。

現在NYのアート系シアター、アンジェリカで、シャイアが、自分の映画28本をぶっ続けで見ている。最新のものから、さかのぼる順番で。

全部合わせると58時間。計３日間。しかも、彼が見ているところが生中継されているのだ。
http://newhive.com/allmymovies

今見たら、映画の終わりで泣いていた！

彼は最近、有名であることに向き合えないと、様々な奇行にも見える行動を繰り返していた。公に身を晒す存在から引退すると宣言した後、ベルリン映画祭で、「僕はもう有名ではない」と書いた紙袋を被ってレッドカーペットに登場したりした。かと思えば、#IAMSORRYというプロジェクトでは、一般人がひとりずつ彼と部屋でふたりきりになり、沈黙のまま向き合ったりしていた。その時、「自分がセレブリティから、普通の人間になれた」と語っていた。

それらは、奇行に見せかけたパフォーマンスだ。今回の試みもまたそうだと思う。#ALLMYMOVIESというこのプロジェクトは、Luke TurnerとNastja Sade Rokkoというアーティストとのコラボレーションということ。自分の映画を見ているというシャイアのパフォーマンスを見る、というコンセプチュアルアート。

映画館は一般に開放していて、誰でも無料でシャイアと一緒に映画を見ることができる。しかし、劇場に入ったら、きっとシャイアを見ているシャイアを見てしまうはず。

これがタイムスケジュールだ。
https://twitter.com/tallnate/status/664505020298080256

実は近所なのであとでのぞいてこようかな。シャイアが何を考えているのか分かるかもしれない。