「日本の観客が字幕なしで楽しめる映画にしたい」と監督が語った、30年ぶりに蘇る『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の予告編がスゴい!

「日本の観客が字幕なしで楽しめる映画にしたい」と監督が語った、30年ぶりに蘇る『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の予告編がスゴい!

1979年に初めて公開され、その後シリーズ化。メル・ギブソンを世界的なスターにしたばかりでなく、その後のアクション映画の歴史を永遠に変えたとすら言われている『マッドマックス』! 生まれてなかった方も多いかも(笑)。

かのデヴィッド・フィンチャーも、ジェームス・キャメロンも、ギレルモ・デル・トロも、最も影響を受けた映画の1本と語るオーストラリア出身ジョージ・ミラー監督によるその作品が、なんと今年30年ぶりに復活するのだ。

カンヌ映画祭期間中に上映されるのだが、今日新たな予告編が公開されて、これがもの凄くてみんな大騒ぎ! こちら。
http://www.indiewire.com/embed/player.jsp?videoId=0000014c-70dc-d0c6-a37f-7dddd7880000&width=480

監督のジョージ・ミラーは、今作を作るにあたり、『アキラ』を始め日本のアニメに多大なる影響を受けたと言っていて、しかも、最初に書いた脚本には文字はなくて、いきなり絵コンテで描いたというのだ。さらに「日本の観客が字幕なしでも楽しめる映画にしたい」と語っている。

ということは、とにかくアクションに次ぐアクションということだと思う。

しかも、CGでは限界があるから、よりリアルに見えるために、なんと映画全体の80%が実写という。上の予告編を見てもらえば分かると思うけど、あの80%が実写?というもの凄さだ。出演したシャーリーズ・セロンも車が50台くらい並んで撮影したカーチェイスシーンを車の中から見ていて、「これ映画を見ている人達はCGと思うかもしれないけど、違うから!」というド迫力だったそうだ。

予告編を見てもらえば分かると思うけど、とにかくカーチェイスが派手とかいうだけのアクション映画ではなくて、アート性が異様に高いのも、フィンチャーなどの映画監督達をインスパイアした理由なのではないかと思う。

主演は、メル・ギブソンではなくて、『ダークナイト』の最終章でベインを演じたトム・ハーディ♥! 世界は終わりを迎えている。生き残りをかけた時、人間は果たしてどうなるのか?

日本公開は6月20日。傑作の予感すら大で、今年断然一番楽しみなアクション映画だ。
日本の公式サイトはこちら。
http://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuryroad/
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