2012.05.17 11:50







昨日ご紹介したウェス・アンダーソンの『Moonrise Kingdam』ですが、キャラ別のポスターが発表されていて、かわいい。欲しい。最近、『ダーク・シャドウ』もキャラ別ポスターがあり、実際街に全キャラで張られていてド迫力でした。キャラ別ポスターが流行っているのかもです。
2012.05.16 12:30
毎年恒例カンヌ映画祭が16日から27日まで開催されます。現時点で話題になっている映画、上映中に盛り上がった映画などを徐々にご紹介したいと思います。私はカンヌにいないですが(笑)。
まずは、オープニング上映に選ばれたウェス・アンダーソンの新作『Moonrise Kindgdam』!
前作『ファンタスティックMr.FOX』では自分が生まれて初めて所有したという絵本を映画化したウェス。その体験が、彼を一気に少年時代に引き戻したんでしょうか? 今回は、なんと10代の少年少女の恋物語を描いた新作『Moonrise Kingdam』を完成させました。
さっそくNYタイムズのインタビューに答えていたのですが、そこで一番気になったのは、「自分の作品の中で、最もエモーショナルな映画を作った」と語っていたこと。10代で恋をするという、あの感情の盛り上がり方をここでは描きたかったのだとそうです。
物語は、1960年代を舞台にしていて、恋に落ちたふたりが逃亡するのですが、そのせいで街に大問題が発生してしまうのです。
影響された作品には、やはり彼の大好きなトリフォーなどの作品を上げていました。
主人公はウェスみたいな眼鏡をかけていますが、彼の10代の頃の実話に基づいているのかというと、そうではなかったそうで、ウェス特有のファンタジー世界がどう展開しているのかも楽しみです。さらに、これまでは、壊れた家族像を描くことが多かったウェスが少しテーマを変えたのかな?ということも期待できます。
アメリカではカンヌ映画祭直後の5月中に公開されます。
予告編はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=MemkzzlQJ6Y
また、ウェス節炸裂のサントラはこちら。
01 Leonard Bernstein & the New York Philharmonic - "The Young Person's Guide to the Orchestra, Op. 34: Themes A-F"
02 Peter Jarvis and His Drum Corps - "Camp Ivanhoe Cadence Medley"
03 English Chamber Orchestra, Benjamin Britten - "'Playful Pizzicato' from Simple Symphony, Op. 4"
04 Hank Williams - "Kaw-Liga"
05 Trevor Anthony, Owen Brannigan, David Pinto, Darian Angadi, Stephen Alexander, Caroline Clack, Marie-Therese Pinto, Eileen O'Donovan, Chorus of Animals, English Opera Group Orchestra, Merlin Channon, Norman Del Mar - "Noye's Fludde, Op. 59: 'Noye, Noye, Take Thou Thy Company'"
06 Alexandre Desplat - "The Heroic Weather-Conditions of the Universe, Part 1: A Veiled Mist"
07 Alexandre Desplat - "The Heroic Weather-Conditions of the Universe, Part 2: Smoke/Fire"
08 Alexandre Desplat - "The Heroic Weather-Conditions of the Universe, Part 3: The Salt Air"
09 Choir of Downside School, Purley, Emanuel School Wandsworth, Boys' Choir, London Symphony Orchestra, Benjamin Britten - "A Midsummer Night's Dream, Act 2: 'On the Ground, Sleep Sound'"
10 Hank Williams - "Long Gone Lonesome Blues"
11 Leonard Bernstein & the New York Philharmonic - "Le Carnaval des Animaux: 'Voliere'"
12 Francoise Hardy - "Le Temps de l'Amour"
13 Alexandra Rubner, Christopher Manien - "An die Musik"
14 Hank Williams - "Ramblin' Man"
15 Choir of Downside School, Purley, Viola Tunnard, Benjamin Britten - "Songs From Friday Afternoons, Op. 7: 'Old Abram Brown'"
16 Alexandre Desplat - "The Heroic Weather-Conditions of the Universe Parts 4-6: Thunder, Lightning, and Rain"
17 David Pinto, Darian Angadi, Stephen Alexander, Owen Brannigan, Sheila Rex, Caroline Clack, Marie-Therese Pinto, Eileen O'Donovan, Patricia Garrod, Margaret Hawes, Kathleen Petch, Gillian Saunders, Trevor Anthony, Chorus of Animals, English Opera Group Orchestra, Merlin Channon, Norman Del Mar - "Noye's Fludde, Op. 59: 'The Spacious Firmament on High'"
18 Trevor Anthony, Chorus of Animals, Sheila Rex, David Pinto, Darian Angadi, Stephen Alexander, English Opera Group Orchestra, Merlin Channon, Norman Del Mar - "Noye's Fludde, Op. 59: 'Noye, Take Thy Wife Anone'"
19 Leonard Bernstein & The New York Philharmonic - "The Young Person's Guide to the Orchestra, Op. 34 Fugue: Allegro Motto"
20 Choir of Downside School, Purley, Viola Tunnard, Benjamin Britten - "Songs From Friday Afternoons, Op. 7: 'Cuckoo!'"
21 Alexandre Desplat - "The Heroic Weather-Conditions of the Universe, Part 7: After The Storm"
2012.05.12 21:55




ノラ・ジョーンズが最新作『リトル・ブロークン・ハーツ』の発売後、ニューヨークでウォームアップ・ギグを行っている。私が観たのは、ブルックリンの会場ベル・ハウスにて。キャパはわずか500人で、会場のスタッフによるとチケットは6分で売れ切れたという。
この超貴重なライブでは、デンジャー・マウスのプロデュースで話題の新作をアルバムの曲順通り1曲のぞいて全曲演奏。内容的にも非常に貴重なものとなった。
演奏されなかったのは、”4ブロークン・ハーツ”で最新号に掲載のインタビューでは、歌詞の内容が最も激しい曲と書かれているだけに、なぜこれだけ飛ばしたのか気になるところだが。
このアルバムはすでに知られている通り、彼女が18ヶ月付き合ったというフィクション・ライターとの別れをテーマとしている。
実はその前の『ザ・フォール』のほうも長年付き合ったミュージシャンとの別れを描いたものだったので、立て続けに別れのアルバムとなってしまったわけだが、ライブを観てはっきりとしたのは、この作品の視点のほうがさらにシャープであるということ。それがよりシンプルだが強靭なメロディ、洗練されたアレンジによく表れていた。
しかも、歌詞は、上の1曲がなくとも、どれもかなり辛辣で開き直っているとすら言える。例えば、"Miriami”という曲があるんだけど、それはこの曲の中で彼が浮気をした彼女の名前で、「あなたが死ぬまでこの名前を言い続けてあげるわ」「間違えをおかしたこと分かってるわよね/あなたの命を奪う時/私は微笑むのよ」
というかなり踏み込んで彼女の心情を語ったものだ。ぜひ日本盤をお買い上げになって他の歌詞も読んでみるのをお勧めします。
恐らくここまで踏み込めたのは、プロデューサーにブライアン・バートンを信頼していたからだと思うのだ。
またライブで聴いていても、ブライアンのアレンジの素晴らしさにより感動する。微妙なニュアンスや、時に不気味とすら言えるサウンドが絶妙に入って、彼女の声は心地良いままなのだけど、メロディはシャープで、歌詞にはパンチがあり、サウンドは非常に興味深くて、というそのすべての調和を上手く取っているのだ。だから全体としてもより深く、ライブで聴き応えのある内容に仕上がっていた。
ただ、これだけ新作に寄ったライブだと、過去のヒット曲を入れづらいなあ、どうするのだろうと思っていたら、例えば、大ヒット曲の”Don't Know Why”をピアノと彼女のボーカルでこれまで聴いたこともないくらいのシンプルなアレンジで演奏した。ほとんど弱音が出てしまった泣きメロとして響いたので、これにはかなりぐっと来てしまったのだが、この日のテーマにつまりはまっていたのだ。
さらに、アンコールでの、”Sunrise"も、バンド・メンバー全員が中央に集まってアコギでの演奏。このバンドはハーモニーも素晴らしかったので、その調和が発揮された瞬間だった。観客も大合唱となった。
前回のツアーでは、まだ慣れないと言いながら1曲でギターを披露していたが、今回は何曲かで披露。歌詞は数回忘れてしまうこともあり、彼女も笑いながらやり直しをした。地元の観客に時に暖かく見守れながら、ノラ・ジョーンズの力強い新たな出発、とでも言える瞬間に立ち会えたような気がした。
このライブについては、ロッキング・オンのほうで再びレポートさせていただく予定です!
2012.05.10 12:00


ザ・ビーチ・ボーイズが1996年以来初めてブライアン・ウィルソンとリユニオンし、現在結成50周年記念の全米ツアーを行っている。ニューヨークは5月8、9日にビーコン・シアターで行われ初日の8日を観て来たのだけど、これが最高だった。なんと演奏されたのは44曲。しかも全部アメリカントップ40に入り続けたヒット曲ばかりで、それを場合によっては3曲連続で演奏したりもするパワフルさ。ライブは約2時間半、間に20分の休憩の入る2部構成になっていたのだけど、とにかく、次から次へと本当の傑作ポップ・ソングが天から降り注ぎ、それを思う存分浴び続けているようなそんな至極のひと時だった。
心配だったのは、ブライアン・ウィルソンの容態で、出て来た瞬間も足が悪く、個人的にはそれは非常にショックな光景だった。ステージにはサーフボードが並べられ、スクリーンには、海辺で陽を浴びるビキニの健康的な女の子が映し出されたりするのだけど、ブライアンは、それとは裏腹に、ライブのほとんどは真っ白いグランドピアノに座り、何となく意識ももうろうとしている感じに見えた。それが気になって仕方ないこともあったのだけど、でも、最終的には、その彼が産み落とした曲の圧倒的な強靭さと、驚異的なアレンジによる説得力に、感動し続けるばかりだったのだ。
メンバーは、ブライアンの他に、マイク・ラヴ、アル・ジャーディン、ブルース・ジョンストン、デイヴィット・マークス。しかし、その他に、約10人のサポート・メンバーがいて、もちろんアルバムほど気の狂ったようなアレンジを再現することはできないまでも、人間の耳でライブで聴き取れる範囲においては最強とも言えるサウンドと、凄まじいハーモニーの連続なのである。
昨今、パンダベアから、グリズリー・ベアに、フリート・フォクシーズなど、ブルックリン・サウンド、アメリカ・インディの最先端に圧倒的な影響を与えてきたバンドなだけに、ヒップスターもいるのかと思いきや、観客は年季の入った当時からのファンばかり。しかし、もうそれを懐かしむモードというのは全然なくて、体が磁石で自動的に引きつきられるかのがごとく全員がさっそく総立ちで踊り始めるのである。もう床が揺れまくって壊れるじゃないかと思ったくらいだった。
私が最も感動した瞬間は、ブライアン・ウィルソンのヴォーカルによる”I Just Wasn't Made For These Times”。「僕は時々悲しい時がある」と、歌う姿は、もう声がしっかりと出てないとかそんなことはまったく超越してしまって、天才が目の前で天から授かった声を響かせていることにはなんら代わりがないわけで、しかもそこで歌われているのは、この燦々とした雰囲気とは真逆の天才の孤独である。こんな心が張り裂けそうな瞬間と言ったらなかった。チケットがどんなに高くても(私は幸いレーベルの方に用意していただいたのですが)、この瞬間のためだけにでも、お金を払う価値はあると思ったくらいだった。それは、私たちが最も天国に近づいたとでもいうようなそんな神がかった瞬間だったから。観客は時に大合唱で、または大歓声で、または踊りまくりという、2時間半を堪能しまくっていた。
まだまだ書きたいことはあるのですが、詳しくはこれから発売のロッキング・オンのコレポンのページで書かせていただきますので!
しかし、今終わってみれば、これから続く長いツアー。ブライアンの体は大丈夫なんだろうかと再び心配になってしまうけど、なんと、8月に来日公演があるようです!日本の皆さん、絶対にお見逃しなく!!!!
http://www.emimusic.jp/intl/beachboys/
セットリスト
1. Do It Again
2. Catch a Wave
3. Hawaii
4. Don't Back Down
5. Surfin' Safari
6. Surfer Girl
7. Please Let Me Wonder
8. You're So Good to Me
9. Wendy
10. Then I Kissed Her
11. The Little Girl I Once knew
12. Why Do Fools Fall in Love
13. When I Grow Up (to Be a Man)
14. Cotton Fields
15. Disney Girls
16. Don't Worry Baby
17. Little Honda
18. Be True to Your School
19. Little Deuce Coupe
20. 409
21. Shut Down
22. I Get Around
Intermission
23. California Dreamin'
24. Sloop John B
25. Wouldn't It Be Nice
26. Forever
27. Sail on, Sailor
28. Heroes and Villains
29. In My Room
30. All This Is That
31. This Whole World
32. I Just Wasn't Made For There Times
33. God Only Knows
34. That's Why God Made the Radio
35. California Girls
36. All Summer Long
37. Help Me, Rhonda
38. Rock and Roll Music
39. Do You Wanna Dance?
40. Barbara Ann
41. Surfin' USA
encore
42. Kokomo
43. Good Vibrations
44. Fun, Fun, Fun
2012.05.10 11:00

VMANマガジンの表紙がアンドリュー・ガーフィールド。元『スパイダーマン』のトビー・マグワイアが、新『アメイジング・スパイダーマン』のアンドリュー・ガーフィールドにインタビューするという素敵な企画。内容もなかなかキュートです。
http://www.vman.com/articles/the-amazing-andrew-garfield/?page=1
まずトビーが『アメイジング・スパイダーマン』の映画化について。
トビー「この映画の制作段階で2回とびきり嬉しかった瞬間があったんだ。ひとつめは、監督がマーク・ウェブになった時。本当に面白い選択肢だと思ったしクールだと思ったんだよね。それで当然ピーター・パーカーは誰が演じるんだろうって、すごく興味を持っていたわけだけど、それが君になったって聞いて、マジで、ファッキング・パーフェクトだ!って言っちゃったんだよね」
アンドリュー「うー、ありがとう!」
トビー「とにかく素晴らしい作品になって欲しかったからね。アンドリューは本当に素晴らしい俳優だと思うから、今回それが実現されて嬉しかったんだ」
アンドリュー「なんて優しいこと」
さらに、アンドリューがトビーに悩み相談をする場面も。
アンドリュー「今一番心配しているのは、『スパイダーマン』を演じた後の人生がどう変わるのか?ということ。あなたの場合は、『スパイダーマン』になった後の人生はどのように変わりましたか? 僕は今毎秒ごとにその恐怖を味わっているんです。絶対に今想像している以上に最悪なことになるんだろうなあと思うから。だからあなたのことをすごく尊敬しているんです。あなたは本当に俳優になりたくて、俳優一筋で今もやり続けているから」
トビー「僕らの映画が公開された時というのは、今と少し状況が違ったんだよね。というのも、公開週でどれだけの興行成績をあげなくてはいけない、というプレッシャーみたいものがまるでなかったからね。最初の『ハリー・ポッター』が6ヶ月前に公開されて、それは公開初日から現象だったわけだけど、そういうことが起きること自体が当時は稀だったんだ。それで、結局は、それが僕らの映画でも起きたわけなんだけど。でも、当時(2002年)『スパイダーマン』が、そんな現象みたいな興行成績を初日から記録するなんて誰からも期待されていなかったんだ。でもだからこそ、映画が公開した週末に僕の人生が突然劇的に変わってしまったんだよね。それはもちろん非常にショッキングなことだったよ」
アンドリュー「ワオ。それはクレイジーだ」
というわけで、兄弟愛にも近い悩み相談はこの後も続きますが、アンドリューのインタビューの場でのまだ無防備な正直さが素敵です。いつまで続くことか。
ちなみに、この記事の冒頭にもありますが、現在アンドリューは、NYのブロードウェイで上映中の『セールスマンの死』でフィリップ・シーモア・ホフマンと共演中です。さっそく観てきたのですが、もちろん主役のフィリップ・シーモア・ホフマンが素晴らしくて、アンドリューもエモーションをむきだしの演技でこの古典的な芝居に新たな空気をもたらしていました。批評家からも高い評価を得ています。
何より、『スパイダーマン』公開前夜に小さな劇場で毎日観客の前に出てパフォーマンスをしなくてはいけないというのは、すごくいい体験なのではと思いました。観客としても、世界的なスーパースターになってしまう直前のアンドリューをこんなに近くで生で観られる最後の貴重なチャンスかもしれないし。ニューヨークに行く機会がある方にはおすすめです。限定上映ではありますが。『ソーシャル・ネットワーク』の取材の時はガリガリに痩せていてどうやってスパイダーマンなんか演じられるんだろうって感じでしたが、しっかりハリウッドのトレイナーに鍛えられたかムキムキになっていたのでびっくりしました。
2012.05.09 15:32
これから発売の『ローリング・ストーン』誌のインタビューによると、フロリダ出身のパンクバンド、Against Me!のボーカルであるTom Gableが女性になるとのこと。以下のサイトに女性らしい姿になったトムのスタジオでの写真が見られます。http://www.rollingstone.com/music/news/tom-gabel-of-against-me-comes-out-as-transgender-20120508
実は長年性同一障害だったそうで、これからホルモンを取ったり、電気療法を行うとのこと。名前もトムから、Laura Jane Graceに変えるそう。しかし、奥さんとはそのまま結婚生活を続けるという。
「彼女がどう思うのか本当に心配だったんだけど、彼女は最高で理解してくれたんだ」とのこと。
『ローリング・ストーン』誌によると、トムは、トランスジェンダーであることを告白した最初のメジャーなロック・スターだという。
「もちろん最初はきっと酷く動揺すると思うし、それは楽しいことではないけど、こうやって打ち明けることで人が理解を示してくれるだろうと願っているんだ」。
LauraになったことがAgainst Me! の将来にどのように影響するのか、などはこれから発売する最新号で語っているとのことです。
こちらAgainst Me! のビデオ”Trash Unreal"
http://www.youtube.com/watch?v=rzJ21OpFnZ0&feature=related
Against Me! はButch Vigのプロデュースした4枚目のアルバム『New Wave』が2007年に、『ローリングストーン』誌の選ぶ年間ベストの9位に、スピン誌の選ぶ年間1位になっています。
Against Me!は6月にNYでライブをやることになっています。
2012.05.08 11:30

昨日ブログでポストしたのはアドロックのコメントだったのですが(2枚目の写真はアドロック)http://ro69.jp/blog/nakamura/67474
今日マイクDもフェイスブックにアダムが亡くなったあと初めてポストをしました。
http://www.facebook.com/beastieboys
「本来なら、悲しみも、幸せも、インスピレーションを受けたような思想も、笑顔も、涙も、すべて、ツイートなり、インスタグラムしていなくちゃいけないんだろうけど、でも正直言ってこの数日は本当に、俺の親友であり、バンドメイトであり、真の兄弟のことで深くエモーショナルになってしまって何がなんだか分からないような状態だったんだ。
アダムがいなくなってしまって本当に寂しい。
彼は、俺の本当に良いお手本だったし、その決断、信念、集中力、そしてヒューマニティに、ユーモアのセンスを持つことで、どれだけのことができるのかを示してくれた人だった。世界には、彼みたいな人がもっと必要だよ。アダム、俺たちはお前のことを愛してる。
ちなみに、この写真(1枚目)は、友達(Saslow)が送ってくれたんだけど、これは、NYCがこれだけでかくて忙しい場所であるにもかかわらず、こういうことが起きた時に様々な方法で、様々なレベルでどれだけ心を開いてくれるのかを示すすごく良い例だと思うんだ。見ると泣いてしまったりもするんだけど、でも、そういうことが起きることは本当に素晴らしいと思うし、すごく感動的だ。
マイクD」
写真は、NBAのニューヨーク・ニックスVSマイアミ・ヒートの試合で、マディソン・スクエア・ガーデンのスクリーンに映し出されたアダム追悼。
アダムはニックスの大ファンだった。
2012.05.07 12:30
ビースティ・ボーイズが、アダムが亡くなってから初めてツイートをした。彼らのオフィシャルHPにぐっとくる写真と、短いコメントが書き込まれている。
その写真はこちらから。
http://blog.beastieboys.com/
コメントは以下の通り。
「まあ想像できると思うけど、今はとにかく最悪な気分だよ。だけど、友達と家族(まあ両方とも同じようなものだけど)とみんなに、愛と支援をどうもありがとう、と言っておきたかたったんだ。
俺が嬉しいのは、ヤウクがこれまで世界に放ったすべての愛が、今彼に降り注いでいるのが分かるってこと。
本当にありがとう」
と。
彼らが放った愛と言えば、最近では忘れられないのは、日本に震災が起きたすぐ後に彼らがニューヨークのストリートから日本へ送ってくれた愛です(写真)。本当にありがとう!
http://blog.beastieboys.com/post/3919605452
2012.05.07 11:00

5月4日に亡くなったアダム・ヤウクの追悼が引き続き止まらない。まずは、ビースティ・ボーイズのレーベル、グランド・ロイヤルと契約していたアット・ザ・ドライヴ・インのセドリックがツイート。
https://twitter.com/#!/cedricbixler_
「『ポールズ・ブティック』は、俺の青春のサウンドトラックだった。たった1枚のレコードからあれほどたくさんのアーティストへの扉を開けてくれたアルバムは他にはない。アダム・ヤウク、素晴らしい音楽をありがとう」
さらにセドリックがジュリエット・ルイスに送ったツイート。
「日本に行った時に、ビースティ・ボーイズの曲でみんなで踊ったの覚えてる?あの時俺は初めてアダム・ヤウクとしゃべったんだ」と。
で、ジュリエット・ルイスの答えが
「もちろん」
https://twitter.com/#!/JulietteLewis
2007年のフジロックということでしょうか?
セドリックは引き続きツイートで、「MTVはビースティ・ボーイズのビデオを1日中流すべきだ、ふざけんな」とコメントしていました。悲しくて怒っています。
またビリー・コーガンもツイート。
「アダム・ヤウクが他界したと聞いてすごく悲しい。彼は威厳のある人で、スピリチュアルな信念を持った人だった。彼に会って話す度に、いつも尊敬の気持ちでいっぱいだった」と。
そして、最もいたたまれないのは、アダムのご家族のコメント。
http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2012/05/04/adam-yauch-of-the-beastie-boys-dies/
『NY TIMES』紙に掲載されたアダムのお母さんのコメントによると、アダムは、5月4日朝9時にニューヨークのPresbyterian Hospitalで亡くなったそう。彼のご両親、義理のご両親、奥さんのDechen Wangduと13歳の娘さんTenzin Losel Yauchに見守られていたそうです。
アダムは4月14日から入院していたそうで、最後まで意識はあったとのこと。
アダムのお母さんFrances Yauchは、「彼は、困難な状況にも屈せずに勇気を持って立ち向かいました」と語ったとのこと。「長い間ガンと闘い、そして最後まで希望を捨てていませんでした」と。
またアダムの奥さんは、アダムがこの春から化学療法を受けていたと語り、しかしこの2週間で体調が急変したと言っています。「一晩にして悪化してしまったような感じでした」と。「彼は最高の人で、短くも本当に素晴らしい人生をおくりました。私たち全員が彼を本当に誇りに思っています」とコメントしています。
私は、2008年にM.I.A.がブルックリンでライブをした時、アダムと娘さんと奥さんが一緒に来ているのを見かけました。すごくきれいで知的で素敵な娘さんと奥さんだったことをとてもよく覚えています。娘さんのことを思うととりわけ辛いです。
2012.05.06 17:40
ロックの殿堂が行われた時、ひとつ気になったこととして、ブログでご紹介しましたが、非常に残念なことにその時の悪い予感が当たってしまいました……。http://ro69.jp/blog/nakamura/66740
それで5月5日にアメリカでそのロックの殿堂がようやく放送されました。アダム・ヤウクが亡くなった翌日というとんでもないタイミングになってしまったわけですが。その中でアドロックが、病気で来られなかったアダム・ヤウクの代わりに手紙を読みました。そして、その前に、マイクDが一言。
「アダム(アドロック)が、アダム・ヤウクからあずかった手紙を読みます。アダム(ヤウク)なしでは、この何もかもが絶対に実現しなかったし、僕らが今みたいな”家族”になることも絶対にありませんでした。アダムはこのスピーチを今日ここに来ているブルックリンのご両親の家で書いたのですが、その家に僕は昔学校が終わったら、毎日通って、僕らの酷いアルバムを作っていました。ご両親があんなことを僕らにやらせてくれたなんて本当に信じられません。どうもありがとうございました」。
そしてアドロックがアダムからの手紙を読みました。
「アダム・ヤウクから読んで欲しいと言われた手紙をあずかってきました。
『僕はこの賞を僕の兄弟であるアダム(アドロック)とマイクに捧げます。僕と一緒に世界中を歩いてくれたふたりに。そして、僕らのバンドに関係したすべての人に。それから、僕らの音楽が何かしらの意味を持った人達へ。この殿堂入りは、僕らのものであるとの同じくらい、あなた達のものでもあるのです。
それからケイト・シュレンバック(ルシャス・ジャクソン)とジョン・ベリー(両オリジナル・メンバー)にも感謝します。100丁目とブロードウェイにあったジョン・ベリーのロフトで、僕らが初めて練習している時、ジョンの父親には『うるさい!止めろ!』とよく怒鳴られたものです。
それから僕の愛する僕を支えてくれた両親へ。僕のブルックリンの実家では、ブルックリンの夏の暑い日に、学校が終わったら練習をしました。窓を大きく開けて近所の人たちに迷惑をかけたものです。
そして、何よりこの名誉を僕の頭が良く美しい愛する妻とかわいい才能のある愛する娘に捧げます。人生をふたりのソウルメイトと過ごすことができる僕以上に恵まれた男はこの世にいません。君達が思っている以上に僕はふたりを愛しています。
ここで感謝すべきすべての人達の名前を挙げたいところですが、あまりにたくさんいて全員の名前を挙げることはできません。でも、言わなくても皆さん分かってくれていますよね。すべての人に愛を捧げます。君の友、アダム・ヤウクより」。
ヤウクが最後に入院したのは、4月14日。この殿堂が行われたのも14日です。アダムがどんな気持ちでこの文を書いたのか、またアドロックがどんな気持ちでこの文を読んだのか、分かりませんが、もしかしたらと思っていたと思うので、とにかく悲しいです。アドロックの喉がからからになっているのと、それでも一言一言噛み締めるよう読んだのがなんとも感動的でした。
しかし、私がここで一番感動したのは、この後に、パフォーマンスがあるのですが、そこでふたりがアダム抜きではステージに立たなかったことです。Kid Rock、RootsのBlack、Travie McCoyなどに完全にパフォーマンスを任せていました。
アドロックもマイクDもそれぞれのスピーチをしました。ふたりともやはりニューヨークが僕らを育ててくれた、と言ったのが、嬉しかったです。
この日の殿堂入りは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズに、ガンズ・アンド・ローゼズ、そのスピーチをしたグリーン・デイのビリー・ジョーなど、他にも感動的な場面はたくさんありましたが、きっとすぐに映像が上がると思うので、その時またご紹介したいと思います。
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