The Smiths、幻のファースト・アルバム「トロイ・テイト・セッション」が発掘

The Smiths、幻のファースト・アルバム「トロイ・テイト・セッション」が発掘

ザ・スミス・ファンにしか興味のない話題かもしれません。しかし、ザ・スミス・ファンにとっては、とてつもなく興奮を掻き立てる話題、それが「トロイ・テイト・セッションが(すごくクリアな状態で)発掘された!」です。

そもそも「トロイ・テイト・セッション」とは何かと言いますと、当時、バンドがアルバムを制作する際に最初に行われたレコーディングのことで、現在、オフィシャルとして流通しているものとは違うレコーディングのものなのです。オフィシャルとして出回っているのは、ジョン・ポーターをプロデューサーに迎えたもので、それはそれでジェントルでウェットなものには仕上がったのですが、バンドのライブ感が反映されていたとはいいがたく、ファンからはあまり評価されなかったものでもあるんですね。そこで、ボツになった「トロイ・テイト・セッション」はいったいどういうものだったのか、もしかしたらそっちのほうが初々しいザ・スミスの瞬間をパケージしたものだったのでは?という噂がずっとあって、で、現在に至ると、そういうわけなのです。

もちろん、この長い年月の間には、ちらほらと「トロイ・テイト」バージョンの音源も出てきて、ファンがその実態に触れる機会も増えてはきたのですが(というか、シングル「This Charming Man」のBサイドに収録された「Jeane」なんかはトロイ・テイト・セッションから生き残ってオフィシャル化された楽曲のひとつで、それを聴くと荒ぶるザ・スミスがそこにいたことがわかるわけです)、今回発掘されたのは、音質的に非常に「クリア!」というものなのです。

で、ファンは狂喜乱舞していると、そういうことなのです。

ちなみに、トロイ・テイトは、ジュリアン・コープがフロントマンだったティアドロップ・エクスプローズの元メンバーでした。ジョン・ポーターはロキシー・ミュージックに在籍経験がある人物です。

さて、その発掘音源はこちらから辿っていけます。http://www.morrissey-solo.com/content/141-Troy-Tate-sessions-straight-from-master-posted-on-smithstorrents.co.uk
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