ロック・ミュージックがノルウェーの少年を狼の襲撃から救う

ロック・ミュージックがノルウェーの少年を狼の襲撃から救う

ロックが、狼の群れから13歳の少年の命を救ったようだ。ノルウェーTVのチャンネル2の報道によると、ノルウェーの町、Rakkestadに住むウォルター君が学校から自宅に戻るため歩いてたところ、4頭の狼と出くわしたのだという。

ウォルター君はそのとき、携帯電話でクリードの「Overcome」を聴いていて、そこで彼は、聴いていたその曲を狼たちを怖れさせるために使えるのではと思い立ったのだという。彼はヘッドフォンを抜き、音量を最大にして狼たちに向けると、狼たちはきびすをかえして去っていったのだと。ウォルター君によれば、クリードを聴いた狼たちは「別に怖がっているようじゃなかった。ただ向きを変えて、あっちに行ったんだ」のだと。

狼がノルウェーの田舎で見かけられることはごく普通のことだそうで、とはいえ、彼らは人を襲うためにうろついているわけではないそうだ。ただ、襲われる事件は過去に起きてもいる。市民たちは、動物たちと遭遇しても、決して彼らから安易に走って逃げたりしないよう教えられているそうで、ウォルター君も「一番やっちゃいけないのは、逃げ出すことなんだ。そうすると狼に追いかけてきてって誘うことになるから」と答えている。

なお、クリードの「Overcome」は、2009年に再結成したクリードが、復活アルバム『フル・サークル』の1曲目に収録しているナンバー。シングルにもなった。
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