10代が描いた2010年最高のロック・アルバム

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以前もこのブログで紹介したAvi Buffalo。バンド名をそのまま冠したデビュー・アルバムがいい。オルタナティヴの90年代も、拡散したインディペンデントの2000年代もきちんと経由しながらも、基本的にはオーソドックスな70年代ベースのロック、なのだけど、ソングライティングを担っているのは、まだ19歳のAvi Zahner-Isenberg。彼の瑞々しいメロディ・ラインが、借り物の自意識にも雑誌で読んだ流行にも左右されることなく、とても素直に放出されているのがいいのだ。そして、その歌にはっとさせられるようなアレンジを加えながら支えるバンド・メイトたちの演奏もいい。なにしろ、このたたずまいである。アルバムに封入されたバンド写真ががもううっとりさせられる。ロック・バンドのまぶしさとはこれである。

昨年の『Wilco(the album)』のポジションは、いまのところこの連中がかっさらっている、そんな好作。ちなみにNMEはこの手のアメリカン・ロックに珍しく9点。
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