【今日のチャート9/10】堂本剛”瞬き”ばかり聴いていて、そして思ったこと

シングル
1 初 瞬き 堂本剛
2 初 ロマンスの途中/私が言う前に抱きしめなきゃね(MEMORIAL EDIT)/五月雨美女がさ乱れる(MEMORIAL EDIT) Juice=Juice
3 初 乙女!Be Ambitious! THE ポッシボー
4 初 青春花道 ポルノグラフィティ
5 初 暦の上ではディセンバー ベイビーレイズ

アルバム
1 初  小さな生き物 スピッツ
2 初  A NUDE 山下智久
3 ↓  Love Collection~mint~ 西野カナ
4 ↓  Love Collection~pink~ 西野カナ
5 初 ザ・レコーディング at NHK CR-509 Studio ASIAN KUNG-FU GENERATION

店着日のチャート。
当然初登場ものが多いですが、ひとまず堂本剛”瞬き”。
作詞作曲は彼自身が手掛けているこの曲は、何回聴いてもいい曲である。

個人的に、歌うスキルに長けた人はいずれ曲を書くスキルにも長けることになる、と思っている。
ある意味、歌うスキルに長じるために必要な要素の中に、いつか作曲をすることになる遺伝子のようなものが含まれているのだと考えている。
「歌う」という精度を高精度で何度も何度も繰り返し行ってきた人のDNAには、「そのメロディが表現されるうえで、どんな歌が100%なのか」という経験則が刻まれていく。
ものすごいざっくりとした説明で申し訳ないが、その経験則を積んだ人間はやがて、「この曲はどのようなラインでどのようなテンポでどのような声で歌われることがベストなのか」ということを、それこそ作曲者以上に「わかる」ようになっていく。
スポーツの世界では、「競技をやらせる前に子供の頃から一流の動きを見せろ」という考え方があるが、今ぼくが言ったことはそれに近いかもしれない。
深層心理に刻まれた一流のイメージは、その子のセンスと記憶力と想像力次第で、その子の動きを形作るためのギプスになってくれるという考え方だ。
それを歌に言い換えるなら、「歌う」というのはそもそも極めてフィジカルな行為であり、完璧なフォームとしての「歌い方」を知っている人はそれを再現できる、ということになる。

堂本剛をはじめ、抜群に歌える人の歌を聴いてぼくがいつも思うのは、「ああこの人は、完璧なラインを知っているんだな」ということだ。
そして、その深層心理に刻まれた完璧な歌のイメージはやがて、何かの契機に表出し、その人の想像力と記憶力と再現力によって(という条件付きだが)、また新たな素晴らしいラインを生み出すことができるようになる。
その意味で、堂本剛が素晴らしい曲を生み出せる、というのは至極当然のことという感じがする。

というのが一連のお話です。
長くなってすみません。
とにかく、堂本剛のこの楽曲は本当に素晴らしい曲だと思う。
ヴォーカルが心底素晴らしいのは言うまでもない。

”瞬き”
作詞:堂本剛 作曲:堂本剛 編曲:SWING-O aka 45
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