モーニング娘。のエース、その美学に学ぶ

モーニング娘。のエース、その美学に学ぶ

先日紹介したモーニング娘。のスペシャル映像。(http://ro69.jp/blog/koyanagi/87481
今日は鞘師里保。
彼女は「負けたくはない」と言うが、そんなことを言う以前に、鞘師の場合、パフォーマンスと歌がすでに戦いまくっている。
言葉以上に、「絶対に負けない」という意志そのものが歌とダンスになっている。
パフォーマンス自体が、何より饒舌なファイティングポーズになっている。
そこから感じるのは、試合に勝ちたいんじゃない、勝負に勝った結果、試合に勝ちたいんだ、というような古風なまでの美学だ。
すべての勝負にガチで勝ちにいく、そのストイックな姿はむちゃくちゃにカッコいい。
今、たくさんのアイドルファンが彼女に惹かれるのはキュートさやはつらつとした若さやアイドル性といった資質だけではなく、「なにもごまかさない」「真正面から勝ちにいく」という潔さと心の強さ、なのではないだろうか。
「好き」「かわいい」以上に、その思いには「畏敬」に近いものがあるような気がする。
そして、そんなアイドルはほかにはいない。

バンドもそうだが、「勝ちたい」なんて言葉よりも饒舌な、本気で「勝ちたい」音楽があると思う。
パフォーマンスが誰よりも勇敢に戦っている鞘師という人は、語弊を恐れずにいうなら、本当にロックなアイドルだ。
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