最もイライラさせられるライヴ中のロック・スターの態度×10

最もイライラさせられるライヴ中のロック・スターの態度×10

★ここUKも今週末のグラストンベリーからいよいよ夏フェス・シーズンに突入!!!!!!

むろん日本やUS,欧州諸国でも今後様々なフェス/ライヴが目白押しの時期になるわけですが、
そんな中、米『ローリング・ストーン』誌のサイトでこんなタイムリー(?)な企画記事を発見!


★「客の立場から見た、ライヴ中最もイライラさせられるロック・スターの態度×10」。
以下が、「客のイライラ度」が最も高くなる順に羅列したランキング。

(1)予定時間より大幅に遅れて登場するバンド/アーティスト。
例:①ガンズ・アンド・ローゼズ(遅刻魔アクセルのせいで数時間遅れて開演するのは今や日常茶飯事)
②ローリン・ヒル(最近のライヴはほぼ毎回3~4時間遅れ(!)の開演だった)。

(2)「キー・メンバーがいないライン・アップ」で出演するバンド。
例:①クリスティーン・マクヴィーがいないフリートウッド・マック。
②ビル・ワイマンがいないザ・ローリング・ストーンズ。
③マイケル・アンソニーがいないヴァン・ヘイレン。
④ビル・ウォードがいないブラック・サバス。
⑤ピーター・フックがいないニュー・オーダー。
⑥ドン・フェルダーがいないザ・イーグルス。

(3)新作からの曲が多すぎるセット・リストで演奏するバンド/アーティスト。
例:①レディオヘッド(前回のUSツアーでは90年代の曲が僅かで、ファンをがっかりさせた)。
②ニール・ヤング(新曲ばかりのセットでライヴをする常習犯)。

(4)ヒット曲ばかりのセット・リストで演奏するバンド/アーティスト。
例:①トム・ペティ(2000年代の彼のライヴは完全にこのパターンに陥っていた)。

(5)客が聴きたがっている曲をフル・ヴァージョンではなく「30秒のメドレー形式」でしか演奏しないバンド/アーティスト。
例:①プリンス(自分が演奏したくない有名曲はメドレー形式でお茶を濁す常習犯)。

(6)自分が「かつて在籍していた有名バンド」の曲を完全に排除したセット・リストで演奏するバンド/アーティスト。
例:①ジョン・フォガティ(80年代のソロ・ツアーではCCRの曲を全部排除してファンをがっかりさせた)。
②ピーター・ガブリエル(70年代のソロ・ツアーではジェネシスの曲を全部排除)。

(7)原曲の原型が解らなくなるほどグチャグチャにアレンジして演奏するバンド/アーティスト。
例:①ボブ・ディラン(ジミヘン・スタイルで演奏する”All Along the Watchtower”は完璧だったけど、レゲエ・ヴァージョンの”Don't Think Twice, It's All Right”は聴くに耐えないほど酷い。嘘だと思うなら『Bob Dylan at Budokan』の5曲目を聴いてみるべし)。

(8)ツアー中のセット・リストが変わらない・固定されているバンド/アーティスト。
例:なし。というか、ここではあえて挙げていない(笑)。

(9)ライヴ中の「特定メンバーのソロ・パート」。
例:①エアロスミスのジョーイ・クレイマーのドラム・ソロ(ニール・パートかジンジャー・ベイカーみたいな天才じゃない限り、誰もライヴ中にドラム・ソロなんか聴きたがらないことを知るべきだ)。
②ほとんどのバンドのギター・ソロとベース・ソロも厳禁(これもエリック・クラプトンかジョン・エントウィッスルじゃない限りやめるべき)。

(10)ファンから可能な限り金を絞りとるバンド/アーティスト。
例:①目の玉が飛び出るほど高いチケット価格を設定するバンド(具体名はあえて挙げていない)。
②バンドとの「ミート&グリート券」を$1000もの値段で売るバンド(ここでも具体名は挙げていない)。

PS. 各カテゴリーの( )中のコメントは、全てこの記事を書いたAndy Greeneのものです。
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