パリ多発テロ事件の最中に観たSuedeのライヴ&その週明けに行われた取材

パリ多発テロ事件の最中に観たSuedeのライヴ&その週明けに行われた取材

★11月13日(金)、ロンドンのRound Houseで観たSuedeの最新ライヴ。
このライヴは、来年の1月22日にリリースされる最新アルバム『Night Thoughts』に備えた「新作お披露目/アルバム完全再現ライヴ」だったのだが、

まさかそのライヴを観ている最中に、
ロンドンから飛行機でほんの45分の距離にある隣国フランス・パリでコンサート・ホールやカフェ、サッカー会場がISISのテロリストによって銃撃&爆破され、
100人以上もの死者が出ていたとは、、、。

筆者はこの痛ましい事件をライヴ後に帰宅し、TVのニュースを観て初めて知った。

しかもテロリストに銃撃されたパリのBataclan Concert Hallは多くのロック・バンドのライヴが行われる会場として有名で、
筆者もこれまで同じ会場で様々なバンドのライヴを観てきている(90年代にはSuedeのライヴもここで観た)。
Bataclanの犠牲者・死者の中にはフランス人の音楽ジャーナリストや英国人の物販販売スタッフも混じっていたようで、
2005年7月にロンドンで起きた多発テロ事件(朝のラッシュ・アワー時にロンドン中心部の地下鉄やバスが爆破され、56人の死者が出た)が起きたときの、
「テロが自分の身近にある」恐怖がまざまざと蘇ってくる、、、。
とても他人事とは思えない。
筆者だってよく地下鉄やバスに乗ってレコード会社やバンドの事務所を訪れたり、ライヴ会場に通ったりしているわけで、
こういうテロ事件は「いつ自分の身にふりかかってくるか分からない災難」なのだ。
今朝のBBCニュースで語っていた英諜報部MI5の責任者によると「国民をパニックに陥れないためにこれまでは公表を控えていたが、
過去6ヶ月の間にロンドンでテロを起こそうとした犯人達の逮捕事件が7件(!)あり、その最新ケースとしては9月に起きていた(!)」という。

パリ多発テロと同じ夜に観たスウェードの最新ライヴが、
「生きていることの喜び、こんな音楽に出会えたことの歓び」を改めてかみ締めさせてくれるような素晴らしいショーだっただけに、
余計怒りと悲しみが噴き上げてきて何が何だか分からなくなってくる。

ロンドンもこの事件以来、要注意警戒!報を政府が発表。
各空港やロンドン中心部の地下鉄駅には機関銃や防弾服で武装した陸軍兵士やスコットランド・ヤードの反テロ特別部隊が配置され、
重苦しいムードが街全体を覆っている。

そんな中、
週末の11月14日(土)、15日(日)は、11月16日(月)に予定されていたスウェード取材用の質問を作り、

★英国時間の昨日11月16日(月)は、地下鉄に乗ってロンドン中心部にあるレコード会社のオフィスを訪れ、
スウェードのブレット&マットに最新・直撃インタヴューを分捕ってきました(上の写真は当日撮ったブレット&マットの近影)。

★11月13日のスウェードの最新ライヴ・レポは12月1日発売のRockin'onコレポンで、
「夜想・生と死と不死」をテーマにした最新作を語りつくしてくれた最新インタヴューは12月下旬発売の新年号に掲載されます。
ファン必読!!!!!!

PS.今夜も(びくびくしながら)地下鉄に乗って某バンドのライヴを観てきます♪♪♪
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