オーケストラと聞いて、じっくりと歌唱力を堪能する落ち着いたライヴを想像していたワタクシは、まだまだ修行が足りませんでした。

僕が行ったのは、2daysの初日、土曜日。
オーケストラは、なんと90人編成という壮大なもので
1曲目のイントロから、かなりドラマティックな演奏で攻めてきたんですが、
そこで本人が、いきなり天井から吊り下がったまま、歌いながら降りてきた！

そして、まずは1曲、ヘッドセット・マイクで宙吊りのまま歌い＆舞い終え、
ステージ上に着地し、2曲目が始まるや、ハンド・マイクに持ち替えての第一声は
「みんなっ！　い・く・ぜ・ぇ・〜」てな、いつもと変わらない煽情シャウト。

満員の場内も開演前は、今日はどう対応したらいいものか？　てな
ためらいの雰囲気もあったんですが、
その一言で、いつも通りでいいんだ！という了解を瞬時に感じ取り、
そこからは、大歓声による合いの手とサイリウム乱舞の
まったくいつもと変わらない饗宴ライヴへとなだれ込み。

オーケストラ側も、時と場合によっては容赦しない、というか
やろうと思えば出来るんだ！といわんばかりのアタック＆スピード感で応戦。
フォーマルでそろえた楽団の両サイドすぐの場所から
火柱が上がるわ、銀テープが発射されるわ、レーザ―・ビームが飛び交うわ、
かなり珍しい風景の連続だったのは、確か。

終演後、本人に、やっぱりこうなるわけね、と苦笑しながら言ってみたら、
最初の登場はどうしても空中からやりたかったそうで、
そこをスタートに考えると、やっぱりああなってしまいました〜
と、あっけらかんと笑ってました。

この模様は、今週末29日(土)放映の
「JAPAN COUNTDOWN」(テレビ東京系　深夜24時20分〜)で報告します。