この場でビビアン・スーというのも、ちょっとどうか?と思わなくもないですが、新曲「NICE AND NAUGHTY」が素晴らしいんだから仕方ない。
ここ数年、クラブ〜エレクトロの分野に関する
韓国、香港等々、アジア勢サウンド・クリエイターの
腕の上げっぷりには驚くべきものがあって(ジャニーズも多数発注している)、
この曲も、そんな感慨を抱かせる出来映え。
こういう腰にくるダンサブルにしてセクシーな質感は、
残念ながら日本ではあまりお目にかかれないんです。
と、てっきり彼女の本国である台湾のコンポーザーが作っているのだろうと思いつつ、
クレジットをチェックしたら、そこに記されていた名前は、なんと
Jeff Miyahara。
これはかなり意外。
この方、日本独自の着うた文化の一端を担っている人で、
携帯で聞くのに丁度いい楽曲・質感みたいなものを確立した人。
サウンドはシンプル&薄味で歌声が際立つ構造、
つまりカラダ全体ではなくアタマで聞くのに適した音像設計。
だから携帯ヒットは、やたらと切ない歌詞がもてはやされるわけなんですが、
その総本山とも言える人が、アジア・クリエイターに勝るとも劣らない、
バキバキのグルーヴ・チューンを書いている!
実は、こういうの得意なんじゃん!
と、そこに驚いたので、ブログ・ネタにしてみました。
PVも、流石ビビアン、見られ方を先刻承知している
プロな映像になってます。