Base Ball Bear の小出とサカナクションの山口はライヴ中のＭＣで揃って、互いに親友であることを語っていた。聞いている側としては、公衆の面前で愛を見せつけ過ぎだぞ！とやっかみたくなる（？）くらいのアツアツぶりだったが、それが互いに大いなる自信に繋がっていることもわかるジョイント・ライヴ。

アプローチは全然違うが、ともにロック・バンドとして王道でありながら、
しかしロックという範疇に収束し切らないフロンティアであろうとする野心も強い両者。

この日はサカナクション1時間、Base Ball Bear アンコール含め2時間という持ち枠だったが、
それぞれにロック・バンドとしての充分過ぎる基礎体力と、
クラブ・サウンド、そしてパワー・ポップという、
互いの開拓分野をわかりやすく、そしてストイックに提示したメニューで構成。

両者ともに、（先のＭＣを除いては）慣れ合いの空気を拒否した
ドライな姿勢なのもよかった。

写真は、セット・リストも関係者パスも、
一足早く山崎洋一郎のブログに使われてしまったので、
開演前についでに撮っといた日比谷公園の絵でも。

曇りがちだったので、ロンドンのハイド・パークを思わせる構図を狙ってみました。