スキマスイッチ10周年アリーナツアー、ファイナル公演を観た!

スキマスイッチ10周年アリーナツアー、ファイナル公演を観た!

スキマスイッチ 10th Anniversary Arena Tour 2013 ファイナルのさいたまスーパーアリーナ公演を観てきた。

今年の7月にデビュー10周年を迎え、8月には自身初のオールタイムベストアルバム『POPMAN'S WORLD ~All Time Best 2003-2013~』をリリースしたスキマスイッチ。
10月から福岡、名古屋、大阪でアリーナ公演を行い、今回のたまアリ2デイズでファイルを迎えたのだが、会場に集まった1万2000人のファンを前に本当に素晴らしい、音楽愛に溢れたライヴを観せてくれた。


なにより印象的だったのは、大橋卓弥が嬉しそうに歌う姿だ。
音源をも超越する歌唱力に驚かされるのは勿論、ポップナンバーで見せる幸せそうな笑顔に、歌が大好きで大好きでたまらないという思いがにじみ出ていて、とても温かい気持ちになった。

ギター、ベース、ドラム、キーボード、パーカッション、サックス、トランペットのバンドメンバーを従えた厚みのある演奏で進行し、前方のアリーナ席を囲む花道を使い会場にいる全てのお客さんとのコミュニケーションを取ってくれたのは勿論、突如花道を降りスタンド席まで大橋が駆け登るサプライズな一幕も。セットリストはオールタイムベストをリリースしたタイミングということもあり、“全力少年”、“ボクノート”、“ゴールデンタイムラバー”、“スカーレット”といった各年代の名曲たちがまんべんなく散りばめられた大満足なものだった。特に、アンコールで披露してくれた“奏”は格別で、大橋と常田が会場センターに位置する小さな円形のステージでふたりきりのアコースティックアレンジで歌い上げてくれ、会場全体をしっとりと感動の渦に包み込んでくれた。

スキマスイッチが10年かけて作り上げてきた数々のポップソングが、多くの人の心に寄り添い、親しまれ、愛されてきたことがひしひしと伝わる、そんな温かいライヴだった。
年末には武道館公演も控えているスキマスイッチ。11年目に突入している彼らが紡ぎ出すこれからの作品たちも楽しみに待ちたい。(渡辺)
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