LUNA SEA、驚異のZEPP TOKYO第一夜!!

LUNA SEA、驚異のZEPP TOKYO第一夜!!

全国5ヶ所をまわるThe End of the Dream ZEPP TOUR 2012もいよいよ最後の地、東京。
3DAYSの第一夜が今日だったのだが、もう、最高にかっこよかった!!

編集部・井上の大阪公演や福岡公演のレポートを読んでいたので、これ以上ないくらい期待が膨らんだ状態かつ心構えもバッチリ……で挑んだはずが、
そんなもの容易に吹っ飛ばすくらいのど迫力なパフォーマンスと音の厚みと美しさ。
ZEPPというライヴハウスのキャパシティ、間近で浴びたLUNA SEAの洗礼は本当に感無量だった。

とにかく“Rouge”、“The End of the Dream”という今週シングル・リリースされたばかりの新曲がすごく効いていて、
現在進行形のバンドとしてのエナジーや疾走感がむき出しだったのが凄い。まさに今鳴るべくして鳴っているロックというか。

RYUICHIもMCでバンドが10年間活動休止していたことに触れ、
「あっという間に神格化されて……でも俺たちは始まったばかりだと思ってる」というようなことを語っていたが、
本当にそんなフレッシュな勢いと生命力に溢れていた。
そして披露された“THE ONE −crash to create− ”。23分近くにおよぶこの超大曲は、今のロックシーンに提示された最高の挑戦だと思う。
叙事詩のように壮大で、聴きながらイマジネーションがどんどん膨らんでいく。複雑でありながらもポップな芯が真ん中に通っていて、
ライヴだと「聴く」というより身体ごと飲み込まれるような感覚だった。

それにしても、これほど個性豊かで圧倒的な存在感を放つメンバーが5人もいて、しかもひとつの音楽を共に奏でているって奇跡みたいだ。
Jと真矢が顔を見合わせてグルーヴを生み出す瞬間や、SUGIZOとINORANの対照的なギタリストふたりが背中合わせでギターをかき鳴らす光景は本当に痺れる。
RYUICHIの圧倒的な表現力を放つヴォーカルはもちろん、全員のプレイヤビリティが高いからこそアンサンブルが絶妙で、どんなにヘヴィな曲でも、どんなにすごい音圧でも息苦しくなくて気持ちがいい。
パフォーマンスもすごい迫力。全員の一挙手一投足を見逃したくなくて、本当に目が10個あればいいのに!と思った。

ちなみに、真矢が曲の終わりでスティックをボーン!と後ろに高くほうり投げたり、
Jが“ROSIER”でマイクスタンドをぶん投げたりするのを見てその豪快な投げっぷりにドキドキしていたのだが、
アンコール終了後、SUGIZOが客席に向けて投げた水のペットボトル1本が、なんと2階席にいた私の目の前まで飛んできてびっくりした!
メンバーが客席に向けて投げるピックやタオルを羨ましそうに見ていた2階席のお客さんもみんな大喜び。
やっぱりLUNA SEAって最後の最後まで規格外。


そして、LUNA SEAの現在・過去・未来を詰め込んだ単行本
『LUNA SEA The Beginning of the Dream』は12月25日に発売!
ファンの方はもちろん、ロックを愛するすべての人に手にとって欲しい1冊になりました。

また、12月28日発売のJAPAN2月号でも、ZEPP OSAKA潜入レポートを掲載します!
あわせてお楽しみに。(福島)
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