新しいINORANの始まり@SHIBUYA O-EAST

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6月27日、ニューアルバムのリリースをライヴ中に告知したINORAN。TOKYO 2nite -The Beginning-2日目の今日、15周年の幕開けにふさわしいライヴだった。
現在、レコーディング中の新曲も2曲演奏。
1つめは、アルバムの中で唯一だというアコースティックの曲で、なんかコヨーテが出てきそうな、大陸的でスケールの大きな曲。
オーガニックな手触りなのにノイジーなところがINORANらしい。
そしてもう1曲は、“Hide and Seek”をさらに激しくアッパーにしたようなイキのよさ。ラウドだけどメロディはポップ。

12月の『Hide and Seek』から加速度的に激しさをますライヴだが、そんな中“Joshua”の清流のような楽曲がまぶしく光る。
「PAなしでやってみようかな」と言ってワンコーラス目をノーマイクで唄い始めたINORAN、客席には次々と火が灯り、手拍子がおこり――といった風景を見ていると、それこそ何千年も昔から、人間はこうやって火を囲み歌や音を鳴らして音楽を楽しんでいたんだろうなあ、という原始的な音楽の喜びがわきあがってきた。
そのあとのひずみまくったMurata Yukio (MY WAY MY LOVE)のギターがまた最高!
アルバム発売後、6月30日からまたこのメンバーでのツアーも始まるらしい。アルバムが楽しみだ。

今日のセットリストはこちら。
1.No Name
2.Super Tramp
3.時化
4.Your Light Is Blinding
5.Santa Ana Afternoons
6.千年花
7.Can you hear it?
8.新曲
9.Joshua
10.Drum&Bass
11.新曲
12.Rightaway
13.Nasty
14.raize
15.Unstoppable
16.Hide and Seek
17.One Big Blue

写真は2万字インタヴューが掲載されたbridge11月号です。
(井上)
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