ツアー2日目のSHIBUYA-AX。
1曲目は「三ツ星カルテット」だったが、こんなにはじめて生で観る曲がたくさんあるバンプのライヴは今までなかった。
バンプのライヴには4人だけの「あうんの呼吸」がある。
その「あうんの呼吸」は1曲ごとに形が違っている。
4人だけが知っているそれぞれの楽曲が生まれる過程の物語が、4人の音の間合いと引力になっているのだ。
初めて見る形の「あうんの呼吸」が次々と繰り広げられる今回のツアーは濃密で新鮮だ。
3年半ぶりのツアーということでもちろんメンバーには緊張やプレッシャーもあったはずだが、不思議と優しさと余裕に満ちていて微笑みが会場に広がっていくような温かなパフォーマンスだった。
最後の曲の前に藤原はこう言った。
「10年前と同じようにここに立てるなんて思ってなかったよ、ありがとう」(古河)
バンプ・オブ・チキン、新たなスタートのライヴだった
2011.12.06 22:07