バロック、笑顔の復活ライヴ
2011.07.18 10:10
本当に7年ぶりのライヴなのか?と思ってしまうほど、親密な一体感があり、しかもセンチメンタルをあまり感じさせないいい意味で自然体なライヴだと感じた。
もちろんメンバーが、怜と圭は現在はkannivalismで、
晃と万作はboogiemanでそれぞれ活動しているからというのはある。
でもそれを超えたメンバーとオーディエンスのあいだの絆があるのだろう。それが、「メンバーが預けていたバロックを観客が返却する」という今回の形にもあらわれているのだ。
とはいえ、実際私自身はバロックのライヴを観るのは初めて。
どんなライヴになるのだろうと思っていたが、
ヘヴィロックやミクスチャーロックを独自に解釈しつつ、そこに何色もの人口着色料を投げつけたような一癖あるポップが満開だった。
個人的には暮れゆく空に染み渡る“exit”も良かったなぁ。
そして怜は「またいつかこうやって集まろうよ」というようなことを言っていたが、その日はくるのだろうか?
演奏後も名残惜しそうなメンバーとオーディエンスだったけど、お互いに手を振り合う笑顔が印象的だった。(福島)