サザエさんより、ちびまる子ちゃんよりモーモールルギャバンを選んでくれてありがとう！と最初のMCで感謝の叫びをあげたゲイリー。
最高のライヴだった！
ドラム、ベース、鍵盤というジャズのトリオ編成でJーPOPをやる。YMO並みの難易度の高い挑戦に、初めてライヴを見た時はびっくりしたが、今日のライヴではこのバンドのやりたいことが、進化したバンドアンサンブルからがっつり伝わってきた。
音をちゃんと聴いて欲しい、と彼らがニューアルバムにこめた思いはかなり達成感があったのではないか。

色とりどりの風船が飛びかう中、鳴り響いたモーモーのアバンギャルドなポップは、とても哀しくて、ばかばしいほ楽しくて、フェティッシュも普遍性もひっくるめた愛に溢れていた。

ゲイリーが歌うダースベーダーのテーマから不穏でおどろおどろしいキーボードサウンド+うめき声へと突入、うわばき隠されてかなしい！と連呼する“UWABURN”や“スメルズライクスルメ”のヘヴィなサウンドは新鮮だったし、
よりスケール感を増した「ウィ・ウィル・ユキちゃん！」コールの一体感は大笑いしながらもほんと感動的だった。
(井上)