スピッツの全国ツアーがいよいよ始まった!

スピッツの全国ツアーがいよいよ始まった!

こんばんは、スピッツです。先月ぶっ倒れたやわな魂ではありますが、みなさんにこうしてお会いできて本当に嬉しいです。
と、マサムネは最初のMCで語った。

急性ストレス障害により4公演を見送らざるを得なかったスピッツ、その全国ツアーがいよいよ始まった。2デイズの2日目となるNHKホールを観に行った。

ニュースが報じられた時は心配だったが、ゆっくりとステージに現れ粛々と楽器を手にする瞬間も、『とげまる』の力強さをしっかり丁寧に伝える演奏も、いつものまったりとしたメンバー同士の掛け合いも、いつもと全く変わらぬスピッツの姿が頼もしく、とても嬉しかった。

3月25日にデビュー20周年を迎えたスピッツ。
MCでは初期の面白いエピソードが満載だったし、
初めてレコーディングした“鳥になって”という懐かしい曲も聴けた。
鳥になって連れていって、と歌っていた彼らが、
“ヒバリのこころ”で、僕らこれから強く生きていこうと宣言し、“空も飛べるはず”と自分を信じていく変化が感慨深い。

そして白眉は、“ガーベラ”から“新月”のシューゲイズ繋がり。「変わってみせよう 孤独を食べて 開拓者に」というサビが心に刺さった。決して強いわけではない彼らが、ずっと歌い続けてきたのは、何かを踏み越えていく「覚悟」と「祈り」だ。

「一緒に年をとっていきましょう」という田村のシンプルな言葉が響いた。

マサムネは、20周年を迎えた折、部屋で20代当時に掲載された雑誌を読み返したりしていたらしい。
ロッキング・オン・ジャパンとかリリースの度にインタビューしてもらってましたが、読み返すといつも「結成した頃のような気持ちで」と言っていて。たまには違うこと言おうと思って「ジョン万次郎の生涯について歌ってみました」と言ったらスルーされましたた。
みたいなことをマサムネは語っていた。
さらに、ジョン万次郎は〜、と突然弾き語りで歌い出したのにはびっくり。
そして“どんどどん”、やっぱりライヴ映えする。

次号JAPANでレポートします!
(井上)
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