『ピンクスパイダー』のJ を観た
2011.03.28 23:00
hide楽曲で構成されるROCKミュージカル『ピンクスパイダー』、3月8日に始まって途中、一時中断しつつも、昨日東京公演千秋楽を迎えた。Jが友情出演しているというので土曜日に観に行った。
主演は武田真治・渡部豪太のダブルキャストだが、26日は渡部の最終公演で、アンコールとして“ROCKET DIVE”がもう一度演奏された。
hideの楽曲は、ロックファンにもそうじゃない人にも、ロックの毒気と楽しさを伝えていくポップな魔法があるが、原曲とはまったく違う形でそれを再認識させるミュージカルだ。
そして、友情出演のJは、登場の瞬間からあまりにもJのままでびっくりした。
役者ではなくロック・ミュージシャンとして舞台に立っていて、物語の中でいい意味での「異物」として存在していた。
終演後ちらっと話を聞くと、J本人も自分の役割を、物語から一歩はみ出た、現実と虚構の橋渡しとして意識しているようだ。なるほどなあ。
カーテンコールで出演者全員が登場し、みんなで抱き合ったり、ハイタッチしたりしながら名残惜しそうにステージをあとにしていた。
Jは、ステージ上方に掲げられたhideの写真に静かにハイタッチして去っていった。
このあと『ピンクスパイダー』は地方公演へと向かう。
ちなみに写真は、現在発売中のbridgeのアザーカット。日向秀和との対談が好評です。
(井上)