米津玄師、ロックでポップなアニソンに振り切った新曲“ピースサイン”に迫る最速インタビュー!

米津玄師、ロックでポップなアニソンに振り切った新曲“ピースサイン”に迫る最速インタビュー!
米津玄師の新曲は、週刊少年ジャンプに連載中のTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』のオープニングテーマで、その名も“ピースサイン”。曲調もまさに少年ジャンプのヒーローものアニメ主題歌にぴったりで、歌詞も《さらば掲げろピースサイン/転がっていくストーリーを》というスカッと抜けのいい言葉が飛び込んでくる。

米津玄師の中にある少年性、もっと言えば「少年ジャンプ性」が鮮やかに焼き付けられた今回の“ピースサイン”。思えば前のシングル“orion”のテーマは「恋愛」だった。アルバム『Bremen』以降の米津玄師は、いつの間にか誰よりも素直で、ピュアで、ポップになっているのではないだろうか?

発売中の『ROCKIN’ON JAPAN』に掲載されている“ピースサイン”に迫った最速インタビューの一部を掲載する。

●自分が思う王道……それこそBUMP OF CHICKENとか、アジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)とか、RADWIMPSとかから自分は影響を受けていて、自分の中でもそういう音像があって。そういうものが作りたい、小学生、中学生くらいの自分が恋焦がれていたような音楽を、今25、26歳になった自分が作るならどういう曲なんだ?っていうことばかり考えていた

●いまだにその曲(『デジモンアドベンチャー』オープニング曲“Butter-Fly”)を聴くと、毎週ワクワクしながらアニメを観てたなとか鮮明に思い出すし。今になっても音楽を聴くだけで昔幸せだった時間を思い出すことができる。そういうものとして自分の中に深く根付いている音楽があるのは、ものすごく、今現在を生きている者として、幸せなことだなあって

●確固たる自分自身なんてひとつも持ってなくて。その都度その都度、自分をその環境に適応できるように作り替えながら生きてきたなあって思うんですよね。これが本当の自分です、みたいな感覚って一切自分の中になくて。自分の中にはいろんな自分がいて、そのありとあらゆる面を知ってもらいたいっていう感じはある

●いわゆるアーティストとか、芸術家的な人間っていうのはもっと盲目的であって、ひとつのものに向かっていくべきものなんだって考えがあるとして。そういう点で俺は芸術家になるつもりがまったくないんですよね。ご飯食べることすらままならない現代社会において、猪突猛進にひとつの方向に向かって破滅的にやっていくのって、俺はあまりかっこいいと思えない

●俺の中での青春って、決して得られないものを求めようとする行為だと思うんですよね。今の自分が小学生、中学生だった頃の自分を客観的に眺めていて、あの頃の美しさと今の自分の関係性、そういうもので、その美しさをなんとかしてこの“ピースサイン”にの中にほんの少しでもいいから閉じ込めることはできないだろうか?っていうことをすごく考えていた

続きは発売中の『ROCKIN’ON JAPAN』6月号で!
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