RADWIMPS×Mr.Children! 野田洋次郎の“CROSS ROAD”、桜井和寿の“夢番地”、さらに“有心論”セッションも聴けた

RADWIMPS×Mr.Children! 野田洋次郎の“CROSS ROAD”、桜井和寿の“夢番地”、さらに“有心論”セッションも聴けた
RADWIMPS、初の対バンツアー「胎盤」。
追加公演として最後に発表された相手はまさかのMr.Children。
場所はZepp Tokyo。

桜井和寿は最初のMCから「Mr.Childrenです! RADWIMPS、呼んでくれてありがとう! 幸せだよ」と喜びを露わに。
まだRADがデビューする前、今のRADの所属事務所社長からデモを聴かせてもらい、ほとんど英語詞だったが、
1曲だけあった日本語詞の歌詞がすごく良くてそれを社長に伝えたということ、数年後仲の良いスガシカオから、すごい歌詞のバンドが現れたと教えられ、日本のロックはここまで来たぞという話をしたということ。
RADWIMPSとの思い出を話しつつも、「人生の先輩として言えることは、僕は本物の胎盤を何回も見てます!」と言い、胎盤が美容に良いという話、「だから今日僕らも胎盤(対バン)食べるよ!」というお茶目な戦線布告までする大サービス。
感情を極限まで高め、生々しく躍動するセットリスト、パフォーマンスが圧巻だった。

それを受けたRADWIMPS、野田洋次郎が子供の頃アメリカにいた際、日本の音楽が全然入ってこない状況の中、
アメリカに来た従兄弟が「すごいぞ日本の音楽は」とミスチルの曲をまとめたテープを4本くれて、それを四年間擦り切れるくらいまで聴いたと。
小学校高学年の頃、初めて好きな子に貸したCDもミスチルだと、愛を告白。
そして、“CROSS ROAD”をおもむろに歌うというサプライズが。
そんな思い入れの強さもあり、今日のRADWIMPSは、最初っからキレキレで、リミッターが振り切れてた。
あのミスチルに自分たちの前にあんなライブを観せてもらったら、そりゃ果てしなく振り切るだろうという凄まじいテンションだった。

アンコールでは野田がひとりで出てきて、桜井と田原を呼び込み、「一緒にやってくれるとしたらこの曲がやりたいです」とリクエストしたという
“車の中でかくれてキスをしよう”を。
二本のギターと野田のピアノ、そして至高の歌と歌。
誰よりも野田洋次郎自身が夢心地だったと思うが、本当にマジカルな時間だった。
その前に、桜井がおもむろに“夢番地”を歌い、野田が頭を下げながら歓喜に身を委ねるシーンもあった。
続けて、RADWIMPS+桜井による“有心論”。
ノリノリで、アグレッシブに動き歌う桜井、それを本当に幸せそうに眺めながらギターを弾き歌う野田洋次郎。
本当に歓喜が爆発した夜だった。

RO69では、胎盤ツアーの、スピッツ、いきものがかり、ONE OK ROCK、そして今夜のMr.Childrenという終盤の4本立てレポートを近日中にアップします。
楽しみに待っててください!(小松)
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