sumika roof session、あったかい場所だった

sumika roof session、あったかい場所だった
ミニアルバム『Vital Apartment.』のレコ発として予定されていたsumikaのクアトロワンマン。
現在、ヴォーカル・ギターの片岡が療養中ということで、黒田、荒井、小川の3人を中心に、サポートゲストも迎えた「roof session」という形でのステージとなった。

この日は黒田がアコギを持ち、小川がヴォーカルを執り、アレンジされたsumikaの楽曲を披露。
メンバー3人はそれぞれ長めのMCをして(特に荒井は噺家か漫才師かという饒舌っぷり)いたが、口々に、必ず4人でみんなの前に帰ってくるから待っていてほしいと話していた。
「roof session」というのも、3人をつないでできた三角形の屋根で、4人のsumikaを守るという意味。
そもそも中止にしなかったということからも、そんな3人の強い意志を感じたし、ステージが終わり、メンバーが捌けたあとに会場でかかった“ふっかつのじゅもん”に合わせて、いつものように踊って、手を挙げていたファンも同じように、彼らをずっと待っているよと伝えにきていたんじゃないかな。
通常のリリースワンマンではなくなったけど、クアトロはもちろん満員で、みんな、ステージを固唾を飲んで見守っていた。

sumikaは、聞いてくれるファンの心の拠り所=住処でもあるし、同時に、バンド自体が帰る場所でもある、本当にあったかい共同体なんだと改めて感じることのできるいいライヴだった。
写真は終演後、やりきった3人。いい顔してる。
完全体の、4人のsumikaとして戻ってきてくれるのを、心から待っている。(塚原)
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