中田ヤスタカ 2009.11.19 21:57 写真は関係ありませんが。

2年くらい前、中田ヤスタカのプライベートスタジオに、
インタビューでおじゃましたことがある。

都内某所にあるそのスタジオは、スタジオっつっても、ガラスばりの
レコーディングブースとかは何もなくて、ただ、8畳くらいの部屋に、
どーんと機材とスピーカーがあるだけだった。
ここですべてを作っているという。

というのは、まあ、打ち込みで音を作る人としては、普通だ。
ただし。「じゃあボーカルだけは外のスタジオで録るんだ?」ときいたところ、
「いや、あそこで録ってます」と、中田くんは、部屋の隅を指差した。
電話ボックスのような、もしくは棺桶を壁に立てかけたみたいな箱が、
そこにはあった。

「その中で歌ってもらって録るんです。Perfumeも、順番にここで録りましたよ」

ちょっとびっくりした。
Perfumeがどかーんとブレイクした直後の思い出です。

ってことをなんでいきなり書いているのかというと、たまたま今、
その中田くんのスタジオの前を通りかかって、「あ、ここだあ」と
思い出したからです。

昨日のthe HIATUS 2009.11.19 13:00 昨日のブログの続き。
the HIATUSのライブについてです。

すんごいライブだった。というのは書いたし、
細美のボーカルがえらいことになっている、
というのも書いたけど、あとひとつ、バンドの音がすごかった。

特にそれをリアルに感じたのが、歌のない、イントロとか間奏の部分。
リフというか、ブリッジというか、キメというか、
とにかくあの、曲の中で、全員でだーって、テンション全開で
音を出す瞬間があるでしょ。
そのたびに、観ていて「うわあ……」って声が出る感じだった。

上手いとか、まとまっているとか、一丸となっているとか、
そういう感じではない。
バラバラなまま、それぞれがものすごい
エネルギーを放っている感じ。
でも、考えたら、個々は明らかに「上手い」プレーヤーが
集まっているバンドなわけで、
にもかかわらず、その上手さとか巧みさを
「そんなんどうでもええ!」と放り出しちゃって、
ただただ、エナジーの放出に賭けている。
そんなものすごさだったのでした。

花火大会の後半って、いくつもの花火が
重なり合ってバンバンあがるでしょ。
ああいう感じ。
いや、花火じゃ軽いな。ダイナマイトがああいうふうに
バンバン爆発しているようだった、と言ったほうが近い。
とりあえず、そんなバンドを観たの、私は初めてでした。


写真は、昨日リリースのニュー・シングル「Insomnia」。


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