キーボード堀江博久 2009.10.27 22:54 ステージ上でプレイする、この人を観ない週はない。

という状態が長年続く、おそらく日本で最も忙しいキーボーディスト、
それが堀江博久ですが、そんな彼でも、「1日に2回観たことがある」のは俺くらいだろう。
というのが、私の自慢です。

フェスで、ではありません。それはよくあるので。
数年前のとある金曜日の夜、ZEPP TOKYOでくるりを観て、
当時サポートを務めていた彼のプレイを聴いた後、夜中に南青山の
クラブ、faiでフリーダム・スイートが久々にライブをやるというので
行ったら、そこでも彼が弾いていたのでした。

ZEPPからここへ移動したの、きっと本人と俺だけだ。
と、妙なエクスタシーを感じました。
「おっかけか俺は」という疑問も感じましたが。

トータスに言いたいこと 後編 2009.10.27 14:39 前回の続きです。

「地方で入らなかった」という結果になったのには、もうひとつ理由がある。
というか、前回書いたことよりも、こっちの方が大きいと思う。
それは、このトータスのソロが、言わば「ぬるっと」始まったことだ。

ウルフルズと並行してソロを始めた。
そしたら、すごい作品ができてしまった。
かといって、ウルフルズはやめたくない。
でも、ソロでしかできないことが、今、明確にある。
というので、さんざん悩んだ結果、ウルフルズを休止して
ソロに集中することにした。

よって、ソロ始動→ウルフルズでも活動→ソロのアルバムが出てツアーも発表
→ウルフルズ休止を発表→休止ライブから3週間も経たずにソロ・ツアー、
ということになった。
だから、地方では入らなかったのだ。

例えば、ウルフルズを活動休止して、1年くらい一切沈黙した上で、
ばーんと再始動&ソロ・デビューを発表して、ツアーを回ったらどうなったか。
あっさり全会場埋まっただろうと、僕は思います。

というかね。例えば、民生がユニコーンをやめてソロになった時は、どうだったか。
ちゃんと沈黙があって、その後、まずシングルだけ出して、
確かテレビはちょろっと出たけど、取材とかは全然受けなくて、
その後の動きも発表されなくて、さあどうなるどうするって
期待が高まりきったところで、ばーんとアルバムとツアー、だったでしょ。

吉井和哉に至っては、ソロで始動しても、最初の作品の頃は、
ライブやんなくて、もうためにためた上で、初めてツアーやったでしょ。
いや、別に「ためるぞお」とか思って、ためたわけじゃないだろうけど。

つまり、民生も吉井も、バンドをやめてソロに向かう時の
ストーリー作りが、うまくできていたわけです。
意識的にか無意識にか知らないが。

それが、トータスはできなかったわけです。
なんで。本当に自分の心の向かうままに、ソロを始め、
ウルフルズ休止を決め、ソロ本格始動をすることにしたがゆえに、
作戦とか戦略とか、そういうことを一切考えなかったからです。

それだけトータスは正直だ、とも言えますが、不器用だとも言えます。
それに、本人からしたら「なんで1年も空けなあかんねん!
俺はすぐやりたいねん!」とか言いそうだ。
だったら、そのストーリーが作れなかったなら作れなかったなりの規模で、
ツアーを始めればよかったわけです。
とりあえず、東京・大阪はZEPP、それ以外の地方はクアトロとかで。
そしたらちゃんと埋まっただろうし、「うわあ、ソロになったら
スケールダウンしたわあ」ではなくて、「ああ、まずは試運転なんだな」
っていうふうに見えたのではないか。
と、僕は思います。

長々と2回にわたり書いてしまいましたが、
つまり、何が言いたいのかというとですね。

入らなかったぐらいでオタオタするな。

ということです。
ここまで読んでいただければわかるように、
この1stツアーの動員が、地方で苦戦したことの原因に、
あなたの音楽そのもの、ライブ・パフォーマンスそのものは、
一切関係ないよと。

むしろ、最初のツアーからいきなり、これだけすばらしいことが
できているんだから、「まあ、これなら近いうちにちゃんと届くやろ」と、
どーんとかまえてなさいと。
大丈夫だと。

そういうことが言いたくて、延々書いてしまいました。
書いていて、「これ、本人に直接言えって話かも」と
思ったけど、昨日終演後にあいさつした時は、
関係者がごったがえしていて、とてもこんな
長い話をする状況ではなかったし、そもそも付き合いは長いものの、
個人的に伝える方法があるほどプライベートな関係ではないので、
ここに書いてしまいました。

あと、あのブログを読んで、僕と同じように「ああ……」とか
「うーん」とか思ったであろう、ファンのみなさんに
読んでほしかった、というのもあります。

松本さん、もしこれを読んで、クレームとかがあったら、
直でお願いします。
私の携帯とメアドは、事務所のどなたかがご存知だと思いますので。

トータスに言いたいこと 前編 2009.10.27 14:15 最速ライブレポートに書いた、昨日10月26日(月)の
トータス松本@C.C.レモンホールの話の、続きです。
なので、できれば、そちらを読んでから、
以下も読んでいただけるとうれしいです。

まず。この初のソロ・ツアー、地方では動員が厳しい。
ということを、トータスは何度もブログで書いていた。
「想像以上に空席が多くて動揺した」とか、
「盛り上がったなぁー。めっちゃくちゃ楽しかった。
三階席はひとりもいなかったけど(笑)」とか。

昨日のMCで、自分でも言っていたが、それが相当ショックだったのだと思う。
だけど、それをなかったことにするのは嫌だし、それを受け止めないと
いけないし、「ああ、埋まってなかったことを無視してるわ」
と、来てくれた人たちに思われるのは耐えられない。
そんな誠実じゃないことはできない。
だから、この現実を前にして、自分がどう感じ、
どう考えているかを伝えなくてはならない。

というトータスの誠意とまっすぐさが、この「埋まっていなかったことを
報告する」という行為につながっているんだと思う。
それは非常にわかるし、正しいんだけど、
ブログを読むたびに「松本さん、でもねえ……」と思っていた。
で、昨日のMCをきいて、その「でもねえ……」が、
「いや、これ、やっぱちゃんと書かないと」に変わった。
なので、書きます。

まず、このホール・ツアーというキャパは、これまでの
ウルフルズのツアーと同じ規模の設定のしかたである。
本数は減らしてるけど、「ホールである」ということが、そうだ。
それが埋まらなかった。だから、「1人になるってこういうことね」と思った。
と、昨日トータスは言っていた。
だからですね。まず言いたいのは、

ウルフルズをなめるな。

ということです。
あれだけのことをやってきたバンドと、ソロになっていきなり
同じレベルに並べるわけないでしょ、と。
ウルフルズってすげえんだよ? と。
「だって、どっちも俺がやってたし」とか、そういうことじゃないよ。
というのは、本人もわかっていると思うけど、例えばですね。

適切なたとえじゃないかもしれないけど、
あれだけ長いことソロをやってきた、そして今もやっている、
あの偉大なる桑田佳祐だって、いまだにサザンオールスターズに
勝てないんだから。
桑田さんの場合、長年KUWATA BANDやソロをやってきて、
その事実に向き合い続けてきた末、それを受け入れたから、
今のいい状態がある。とも解釈できますが。

そして、もうひとつ書きたいことがあります。
長いので、次回に続く。

今日のひとこと 2009.10.27 09:10 バイクや車をテーマやモチーフにした曲のあるミュージシャン、
40代以上は結構いるが、30代でガクンと減り、
20代でほぼゼロになる。

奥田民生、現在44歳。


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