渋谷クラブクアトロ 2008.11.01 19:01 今夜は渋谷クラブクアトロ、アナログフィッシュのワンマン。終わったら即日ライブレポします。
この渋谷クアトロのビル、オーナーが替わったかなんかで、全面改装で夏に再オープン。クアトロと地下以外は、ブックオフになった。
それまでは洋服屋やスポーツウェアの店や、レコードショップの岩盤などが入ってた。
さらにその前は、WAVEだったことを思い出すと、「それが今はブックオフかあ……」と、時代の移り変わりに、ついしみじみします。

そのWAVEだった頃、1Fにあったイベントブースみたいなスペースで、トータス松本&ユースケ・サンタマリアが、毎週スペースシャワーTV『夕陽のドラゴン』の公開生放送をやっていたことまで思い出すと、さらにしみじみします。

青春 2008.11.01 10:48 サザンオールスターズ『真夏の大感謝祭』のライブDVDの発売が決定!
というニュースにちなんで、何かサザン関連のものをアップしようと思って、家のレコード棚をひっかき回しているうちに、音源以外にも、自分に大きな影響を与えたものがあったのを思い出した。

サザンのベーシスト、ムクちゃんこと関口和之が1983年に書いた『突然ですがキリギリス』。
高校時代の、僕のバイブル。写真のは、1991年に出た文庫版。
ムクちゃんが青山学院大学に進学して、故郷から東京に出てきた1974年から、現在(1983年当時)までを、ふり返ったもの。
もう、何度読み返したかわからないくらい、一文一文暗記するくらい、読んだ。

桑田佳祐との出会い、サザンのはじまり、“勝手にシンドバッド”誕生、デビュー、ツアーなど、バンドの歴史がこと細かに書かれているので、資料としても価値が高いけど、それ以上に、青春グラフィティとしてすばらしい。
音楽。バンド。ひとり暮らし。風呂なしアパート。酒。バイト。友達。恋。
そのどれもが、いきいきと、楽しく、でもほろ苦く、描かれている。
実話だし、ムクちゃんのペンがやたらさえているので(この人は後に小説を書いたり海外小説の翻訳を手がけたりもしているが、そのいずれもが、ミュージシャンの兼業レベルではない)、すべてがとてもリアル。
僕は、何がなんでも大学生活はひとり暮らしをしたくて、地元広島を離れて京都の大学に行ったんだけど、今思うとそれは明らかに、この本の影響だった。
サザンファンにとって、茅ヶ崎や湘南が特別な土地だけど、ムクちゃんが住んでいて、この本に何度も出てくる祐天寺も、僕にとっては特別な土地。

そんな大事な本にもかかわらず、就職で京都から東京に引っ越した時かなんかに、なくす。
その後10年以上にわたり、古本屋などで探し回るも、発見できず。
数年前、サザンマネージャーの中西さんと仕事をするようになり、「あの本、どこを探してもないんですよねえ」って言ったら、「あ、文庫版がありますよ」って、いただいたのが、これ。
ものすごくうれしかった。今でも年に1回は読み返す。

今Amazonで調べたら、オリジナルも文庫版も、とんでもないプレミアが付いていた。
集英社文庫は再発すべき。


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