日比谷野音入口前の話

日比谷野音入口前の話

昨日、アナログフィッシュを観に、日比谷野外大音楽堂に行った時、
ちょっとショックなことがありました。
写真がそうです。わかりにくいですが。

日比谷野音、4月から10月までのライヴ・シーズンの週末は、入口の前に、
いつもテキヤの焼きそばが2軒出ていたのですが、昨日行ったら、
立ち退かされていたのです。
このように、バリケードみたいなのが置かれて、出店できないように
なっていて、「露店等の無許可営業禁止」と、貼り紙がしてあった。

そのテキヤたち、僕が東京に来た時はもういたから、
少なくとも20年は出続けていたことになる。
焼きそばが2軒、どっちも500円。
で、どっちも、フタが閉まらないくらい大盛りにしてくれるやつ。
あとお好み焼きや、ビールや缶酎ハイも。

9月3日にSAKEROCKで来た時は、いつもどおり営業していたから、
ということは、この1ヶ月の間に取締りの対象にされた、ということになる。

いや、無許可なんだから、出しちゃまずいのはわかっていますが、
警察に理があるのも存じておりますが、にしても、
20年そのまんまだったのが、なんで急に立ち退かされたんだろう。
と、やはり、思ってしまう。

あの焼きそば、毎回食ってたわけじゃないけど、
思い起こせば2,3年にいっぺんとかそんなもんだったけど、
でもなくなると、さみしい気がします。
そういえば、昨日、ライヴ終了後にメンバーにあいさつした時、
ドラム斉藤州一郎の第一声は、「焼きそば、なくなっちゃったんですって?」でした。
僕の前にあいさつしてた人か誰かからきいて、びっくりしたのだと思います。

そういえば、渋谷にも、昔はあちこちに屋台のおでん屋があったのに、
いつの間にか全部なくなった。
放置自転車の取締りが厳しくなり、駅の周辺の歩道橋の下やガード下が
すべてコイン駐輪場になったのと、同じくらいの時期からだと思う。

書いてて思い出した。渋谷だけじゃない。
数年前、フジテレビで「流星の絆」ってドラマ、ありましたよね。
原作は東野圭吾、脚本はクドカン、主演は二宮和也・錦戸亮・
戸田恵梨香、で、りょうや寺島進も出ていた、あれです。
もう超絶的におもしろかった、というか、「おもしろい」を超えて
「すごい」のレベルまでいっていたやつ。

あのドラマの中で、刑事役の三浦友和とバナナマン設楽がよく行って
いた屋台のおでん屋、あれ、二子玉川に実際にあったのです。
放送を観た時、「ああっ、あそこじゃん! そのまま使うんだ!?」と、
びっくりしたので、よく覚えている。
あそこ、すごい人気でいつも混んでたんだけど、それも2,3年前に、
なくなってしまった。

だからなんだと言われると困るんですが、ただ、「ええっ野音の焼きそばが!?」って
ロックファン、東京圏には、結構いるんじゃないかと。
なら、お知らせしといたほうがいいかと思い、書きました。
書きましたが、二子玉川のほうは、別に書かなくて
よかった気がしないでもありません。
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